■ショコラの濃淡が混ざることで感じる「ちょうどよさ」

プリンは二層。「ねっとり」といっても過言でないくらいの濃厚ショコラプリンの上に、ふわふわと軽い食感のショコラムースが……。上下で別のスイーツでもいいくらい、それぞれ完成度が高めです。

そして、その二層を同時に食べると、軽さと濃厚さがちょうどよく混ざり合い、飽きのこない程よいくちどけに。暑い夏でも甘ったるくなく食べることができます。

「さすがGODIVA……」というのが率直な感想です。

一見小さめサイズのプリンですが、多すぎず少なすぎずちょうどいい量。もう少し大きければ途中で飽きていた気もするし、小さければ物足りない気もする。このサイズ感だからこそ食後の満足感が増します。

似て非なるふたつのスイーツが交わることで、ひとつの完成品ができあがるのは、まるでユニットアイドルの様。例えるならば「亀と山P」といったところではないでしょうか……。

自身のグループも背負い、強い使命感をも感じる重みのあるパフォーマンスを披露する亀梨さん。一方で世界を股にかけ、ひとりで軽やかに我が道を行く山下さん。

濃厚なショコラプリンが亀梨さんなら、ふわふわのショコラムースは山下さん。ユニットとしてのメディア露出も多すぎず、少なすぎることもない。見るたびに新鮮に感じ、つい追っかけたくなるポイントです。

ふたつの異なるものから生み出される「ちょうどよい塩梅」は、互いの相性と絶妙なバランス感覚があってこそ。そんなプロ意識を感じる一品でした。