食や暮らしに目が向くことが多くなった昨今。きっと、身体にいいことを始めたいと思っている方も多いのではないでしょうか? しかし、何かをプラスすることも大切ですが今の習慣を見直すことも必要です。あなたのその何気ない習慣が不調を感じる原因かも?薬膳のプロが、ついやりがちなNG習慣について3つご紹介します。

NG習慣1.ついつい、お腹いっぱいになるまで食べてしまう

食事の時間が日々の楽しみで、ついついお腹がいっぱいになるまで食べてしまう…という方も多いのではないでしょうか。しかし、その満腹になるまで食事をしてしまうことが心身の不調を感じる1つの要因となっているかもしれません。

と、いいますのも消化吸収するにもエネルギーが必要なため、沢山食べることが習慣になっている方はその分エネルギーを消耗しやすく体に負担がかかっています。

だるさや疲れを感じやすい、気持ちがゆらぎやすいという方は、ご自身の食生活を振り返って満腹になるまで食べていないかを見直してみましょう。

特に、夜21時以降は内臓の働きを静めていく時間帯ですので、夜21時以降に飲食をしてしまう習慣がある方は注意が必要です。

とはいえ、夜のリラックスタイムに映画を見ながらお酒やおつまみを楽しむ時間などは楽しいひと時。毎日ストイックに頑張る必要はないですが、平日は21時以降は食べずに腹八分目を心掛けて、週末は少しだけ夜更かししてお酒を飲もう…など、メリハリをつけて食事を楽しみましょう。

NG習慣2.朝食を抜いてしまう

「あ~もう時間がない! 今日も朝ごはん食べなくていいか」と毎朝バタバタと出かけてしまっていませんか?朝ごはんについては食べなくていい、食べた方がいいと色々な情報が錯綜していますが、薬膳の世界では食べた方がいいと考えられています。

なぜなら、7時~9時が最も消化が活発になる時間だといわれているので、この時間に食事をすることでエネルギーを作り出しやすくなるから。エネルギーが充実していると気持ちも体もゆらぎにくくなりますし、仕事への集中力もアップします。ぜひ、疲れやすい人ほど朝食は食べて出かけましょう。

ちなみに、筆者のおすすめの朝食メニューははお粥です。作るのに時間がかかるイメージがありますが今は気軽にスープジャーでお粥がつくれますのでぜひお試しください。

しかし、食べ過ぎてしまうと逆に眠くなったり集中力が落ちてしまいますので八分目を意識して、いただきましょう。