「スーパーに来たのはいいけれど何を買えばいいの?」「体のために食事に気を配りたいけれど買うべきものが分からない」…このように食材選びに頭を悩ませてしまうことはないでしょうか? そこで今回は薬膳のプロである筆者が、この季節はこの食材を押さえておけば大丈夫♡という食材リストをご紹介します。

苦手な梅雨時期だからこそセルフケアをしっかりと

気持ちのいい新緑の季節が訪れ、自然界はもうすぐ梅雨の季節に移り変わります。

しかし、梅雨は調子が悪くなるから苦手…という方も多いかもしれませんね。それもそのはず。薬膳の世界では梅雨は余分な水分を溜め込みやすい季節と考えられていて、頭痛や体のおもだるさ、気持ちの落ち込みなどの不調を感じやすい季節。筆者のカウンセリングでも梅雨時期に調子を崩してしまうというお悩みがとても多く寄せられます。

しかし、梅雨の潤いの季節があるからこそ、私たちは四季折々旬の食材を食べることができます。ですから梅雨の時期に苦手意識を持つだけでなく自分でできるセルフケアを始めて少しでも梅雨の季節を心地よく過ごせるように意識をしていきましょう。

緑のお豆とイモ類がキーワード!?

5月~6月はこの食材を!という一押しの食材を厳選しましたので、迷ったらぜひこの食材たちを買って冷蔵庫にストックしておきましょう。

緑のお豆

そら豆、さやえんどう(絹さや)など、これらの緑のお豆類には利尿作用がありますので、湿度が高くなって体に余分な水を溜め込みやすくなる梅雨時期にぴったりの食材です。

どう調理するの?と悩まれる方も多いかもしれませんが、旬のお豆はそのままでも十分美味しい。さっと茹でてお塩をかけるだけのシンプルな調理法でも立派な副菜の一品になります。

イモ類

じゃがいも、山芋、さつまいも…これらのおイモ類に共通するのは天然の甘さがあるということ。薬膳の世界では梅雨の季節は胃腸の調子が悪くなりやすいのですが、胃腸の調子を整えてくれるが天然の甘さがある食材だといわれています。この季節はイモ類を買うことをお忘れなく♡
しかし、食べ過ぎてしまうと余計に体がだるくなってしまう食材でもありますので食べ過ぎには注意しましょう。