新型コロナウィルスによる飲食店の休業で、普段食べられないような高級魚が一般家庭向けに出回るようになりました。今回は、今だからこそ買うべき高級魚介類を5つピックアップしてご紹介します。美味しい味覚を味わって、少しでも明るい気分になりましょう!

今年は例年にない好漁!ワンランク上の味「富山産ホタルイカ」

(写真=PIXTA)

富山産のホタルイカは、他県産と比べて、身が大きくふっくらとしているのが特徴です。近年の不漁により希少となり、高級店でしか味わえなかったそう。ところが、今年は例年にないほどの好漁。その上、高級店の相次ぐ休業により、東京の豊洲市場では流通が滞っていたようです。

豊洲市場における富山産ホタルイカ(ボイル済み)の価格は、例年なら1パック(約400g)あたり1,500円であるのに対し、今年4月では、同量でも約500円と、1/3ほどの価格に値下がりしているそう。富山産ホタルイカの旬は6月頃まで!食べるならこれからがおすすめです。

白身のトロと名高い高級魚 日本海産「ノドグロ」も3割安に

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日本海で獲れるノドグロ(別名:アカムツ)は、たっぷりと脂がのり、クセが無く食べやすいのが特徴の白身魚。「白身のトロ」とも言われ、主に高級店で提供される人気の魚です。

そんなノドグロも、料亭や旅館などの休業による需要減で、2020年1月末の価格と比較しても3割ほど下がっているのだとか。ノドグロの旬は、特に脂がのった秋から冬ですが、1年を通して漁獲され、旬ではなくても美味しく食べられます。まだ食べたことがないという人は、この機会に食べてみましょう。

濃厚な身を口いっぱい食べたい!高級料理のおなじみ食材「伊勢海老」

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伊勢海老は、三重県や静岡県、千葉県の外房で獲れる魚介類。春漁の最盛期である3~5月と新型コロナウィルスの流行が重なり、これらの産地は大打撃を受けているようです。

伊勢海老といえば、フレンチや中華のフルコース、祝宴の縁起物として使われる食材ですが、外出自粛の影響から、大規模な宴会や結婚式などが軒並みキャンセルとなってしまったため、漁獲量を調整するほどになったそうです。

価格も、例年の半額近くに値下がりしており、現在は通販でも生や冷凍状態で販売されています。6、7月は産卵期に伴い禁漁期間となるため、生の状態で買いたい場合は、購入時期に注意してください。