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2018/05/15

本当に「投資」は危険なものなのか?

(写真=fizkes/Shutterstock.com)
(写真=fizkes/Shutterstock.com)
この記事は中野晴啓氏の著書『はじめての人が投資信託で成功するたった1つの方法』の内容を抜粋したものになります。

※以下、書籍より抜粋

正しい投資は、預金よりも楽しく、怖くない

「投資は危険なものである」

「運が良ければ儲けることができるが、たいていは損をする」

投資に対し、こうしたイメージを持っている人は、少なくありません。

その中には、今まで一度も投資したことがなく、単に他人の失敗談を見聞きして、漠然とした恐怖心を感じている人もいれば、過去に投資で失敗したことがあり、懲りてしまった、という人もいるでしょう。

しかしいずれにせよ、投資を怖がり、投資に対して尻込みしてしまうのは、非常にもったいないことです。

やり方や買う商品を間違えなければ、投資は預金よりも効率よく、そして楽しく資産を増やすことができるからです。

まず、投資に対して恐怖心を抱いている人はたいてい、「投資」と「投機」とを混同しています。

投機とは、「短期的な値動きを利用し、商品を安く買い高く売って利益を得ること」です。

為替レートの変動を利用して利益を得るFX(外国為替証拠金取引)や、短いスパンで株の売買を繰り返すデイトレードなどは、投機にあたります。

うまくいけば、投機は短期間に多くの利益をもたらしてくれます。

ただ投機は、限られたパイを奪い合うだけの「ゼロサムゲーム」であり、誰かが得をすれば、必ず誰かが損をします。

たとえ一時的に勝ったとしても、勝ち続けることはきわめて困難なのです。

一方で投資とは、生産手段や生産活動に対してお金(資本)を出すことです。

投資家が企業の株などを買う(お金を出す)と、企業はそのお金を使って事業を行い、そこから得られた収益を配当という形で投資家に還元します。

また、収益が上がれば、基本的には株式の価値も上がるため、その企業の株を持っている投資家の資産も増えることとなります。

投資は本来、自分のためではなく、世の中のために行うものです。

世の中にお金を投じることで、経済を成長させ、その結果、投じたお金が成長して自分の元に戻ってくるわけです。

これが実現するためには長い時間が必要ですが、こうした投資はパイ自体を広げていく「プラスサム」な行為であり、投機と違って、パイの奪い合いにはなりません。

そして、もちろんリスク(不確実性)はゼロではありませんが、やり方や買う商品さえ間違えなければ、大きな損をする可能性は、合理的に低くできます。

参加した人が全員幸せになる。

それが、正しい投資のあり方なのです。

また、現在の利率では、どんなに多くのお金をどんなに長く預けても、預金によって得られる利息はごくわずかです。

しかし、あとで詳しくお話しするように、投資には複利効果もあり、基本的には長く続ければ続けるほど、大きな利益をもたらす可能性が高まります。

一生懸命に節約をし、コツコツとお金を貯めても、利息がつかなければ、なかなかモチベーションが上がらず、空しくなってしまうこともあるでしょう。

でも、自分のお金が社会の役に立ち、しかも、目に見えて自分の資産が増えていけば、「ムダ遣いをやめて、投資に回すお金を増やそう」という気持ちになったり、将来が楽しみになったりするはずです。

さらに、投資を始めると、興味や知識の幅も広がります。

自分が投資した国の経済動向や企業の業績は、どうしても気になるものです。

セゾン投信のお客さまの中にも、「実際に金融商品を買ってみると、経済や社会の動きに敏感になり、今までまったく興味のなかった経済ニュースなどを真剣に観るようになった」という方はたくさんいらっしゃいます。

「何事にも慎重で消極的だった自分が、投資を始めてからは、積極的に情報を集めたり、株や投資信託を買い増ししたりするようになった」といった具合に、新たな自分を発見することもあるでしょう。

このように、正しい投資は、決して怖いものではありません。

それどころか、きっとみなさんに、さまざまな楽しみや喜びを与えてくれるはずです。

*POINT
投資と、デイトレードやFXなどの投機を混同してはいけない。 
正しい投資は人や企業を豊かにし、関わった人間すべてを幸せにする。
 
(画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)

中野 晴啓(なかの・はるひろ)
1987年クレディセゾン入社。セゾングループの金融子会社にて資産運用業務に従事後、投資顧問事業を立ち上げグループ資金運用のほか、海外契約資産などの運用アドバイスを手がける。2006年セゾン投信株式会社を設立。現在では2本の長期投資型ファンドを運用、販売し、預かり資産は2000億円を超える。2014年には、日本の投資日本郵便と資本・業務提携。書籍執筆のほか、全国各地で講演やセミナーも行っている。

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