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2019/12/05

銀行で始めるつみたてNISA メリットや手数料などを解説

(写真=PIXTA)
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つみたてNISAは銀行でも証券会社でも始められますが、どちらではじめた方がいいのか悩む方もいることでしょう。ここでは、銀行でつみたてNISAをはじめるメリットや各銀行の特徴をお伝えします。

つみたてNISAを始めるにはNISA口座が必要

(写真=PIXTA)

つみたてNISAをはじめるには、口座開設が必要です。投資信託の口座を持っていない方は、まずは投資信託口座を開き、その後つみたてNISA口座を開きます。しかし、投資信託口座とつみたてNISA口座は同時に開設できることが多く、手続きも難しくありません。

口座開設の申し込みは、店頭でも可能ですがネットで完結できる銀行は数多くあります。ネットで口座開設の申し込みをする場合は、インターネットバンキングにログインしてから口座開設画面に進みましょう。

その際、本人確認書類が必要です。マイナンバーカードまたはマイナンバー通知カード、あるいは運転免許証やパスポートなど公的な書類を準備しておきましょう。それらの書類をスマホのカメラで撮影し、アップロードすれば、早い銀行では最短2日ほどで口座が開設されます。

なお、口座開設にあたっての費用は発生しません。

投資信託にかかる手数料について

つみたてNISA自体は手数料や維持費はかかりませんが、投資信託を購入しますから、投資信託にかかる手数料は発生します。投資信託を保有しているとかかる信託報酬、投資信託購入時にかかる購入手数料の2種類の手数料があります。

とはいえ、購入手数料が必要な投資信託は、つみたてNISA対象商品173本中7本と数少なく(2019年10月現在)、また、信託報酬においても、法律の上限よりかなり低い水準になっています。

つみたてNISAを銀行で始めるメリット・デメリット

(写真=Anton Violin/Shutterstock.com)

メリット

つみたてNISAを銀行で始めるメリットは、店舗で対面相談ができることでしょう。最近では、土日や平日の夜でも資産運用相談が可能な銀行があります。運用初心者であれば最初はわからないことが多いですから、相談できると安心ですよね。

また、つみたてNISAをするとATM手数料や振り込み手数料が無料となる銀行もあります。こちらもお得なメリットといえます。

さらに、銀行で取り扱っているつみたてNISAの商品数は証券会社に比べ少なめです。どれを選んで良いかわからない方には、本数が少ない方が選びやすいでしょう。

デメリット・注意点

一方、本数が少ない事はデメリットにもなります。自分でじっくり運用商品を選びたい人にとっては、物足りないラインナップになるかもしれません。また、経済情報やニュース等、運用に関わる情報量も決して多くはありません。取扱商品数や情報量を求めるのであれば、銀行でつみたてNISAをするのは向いていないと言えるでしょう。

また、銀行で運用相談ができるとはいえ、銀行員が運用のプロとは限りません。運用初心者が運用のプロかどうかを見分けるのは難しいでしょうから、銀行員に相談するなら、何行か回って話を聞くことをお勧めします。複数の行員の話を聞くことで、対応者のレベルを比較できます。

つみたてNISAができる銀行(メガバンク)

(写真=JHVEPhoto/Shutterstock.com)

三菱UFJ銀行

最低積立額:1,000円
取扱本数:12本
取扱商品内容:日本株式5本、先進国株式3本、新興国株式1本、バランス型3本
特徴:メガバンクの中では取扱本数が最も多いです。どれを選べばよいか迷った時は、「資産運用タイプ診断」という、おすすめ商品を提案してくれるツールがあります。また、コンビニATMの手数料が2回まで無料になる特典があります。

みずほ銀行

最低積立額:1,000円
取扱本数:5本
取扱商品内容:国内株式1本、全世界株式1本、バランス型3本
特徴:ATMの時間外手数料やコンビニATMの手数料、振り込み手数料が無料になる特典があります。またSmart Folioという資産配分を提案してくれるツールがありますから、投資信託選びに迷ったときに参考にできます。海外株式の投資信託は、1本で先進国と新興国、両方に投資できる全世界タイプです。

三井住友銀行

最低積立額:1万円
取扱本数:3本
取扱商品内容:国内株式1本、全世界株式1本、バランス型1本
特徴:SMBCポイントパックサービスが利用でき、条件を満たせばATM手数料やコンビニATM手数料が無料になります。海外株式の投資信託は、1本で先進国と新興国、両方に投資できる全世界タイプです。

りそな銀行

最低積立額:ネットバンキング1,000円、店頭1万円
取扱本数:4本
取扱商品内容:国内株式1本、先進国株式1本、新興国株式1本、バランス型1本
特徴:平日夜9時まで営業している店舗があり、運用の相談が可能です。また、様々な商品と変換できるりそなクラブポイントが貯まります。

つみたてNISAができる銀行(その他の銀行)

(写真=icosha/Shutterstock.com)

イオン銀行

最低積立額:月1,000円
取扱本数:20本
取扱商品内容:国内株式8本、海外株式5本、新興国株式1本、バランス型6本
特徴:店舗がイオンの中に入っていて、365日営業、コールセンターも年中無休です。営業日が他の銀行に比べ、圧倒的に多く、平日会社勤務の人も利用しやすい形態です。

静岡銀行

最低積立額:ネットバンキング1,000円、店頭1万円
取扱本数:28本
取扱商品内容:国内株式7本、全世界株式2本、先進国株式8本、新興国株式2本、バランス型9本
特徴:ネットと店頭では、商品の取扱本数が異なりますが、ネットなら28本と、銀行の中では多いのが特徴的です

横浜銀行

最低積立額:5,000円
取扱本数:11本
取扱商品内容:国内株式4本、全世界株式1本、先進国株式2本、新興国株式1本、バランス型3本
特徴:平均以上の利益を目指すアクティブファンドの占める割合が多いのが特徴的です。そのため信託報酬は、他の銀行に比べ高めのものが多くなっていますが、積極的な運用を行う人にとってはお勧めの銀行です。

銀行でつみたてNISAを始めよう

銀行のつみたてNISAについてお伝えしてきましたが、まずは自分が普段利用している銀行のつみたてNISAのサービスについて調べてみましょう。つみたてNISAで取り扱っている投資信託の内容やサービスに魅力があれば、これを機会につみたてNISAを始めてはいかがでしょうか。

文・前田菜緒(1級ファイナンシャルプランナー、FPオフィス And Asset

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