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2019/09/15

元本保証で安全「記念貨幣投資」は意外に有利?

(写真=Ljubomir Trigubishyn/Shutterstock.com)
(写真=Ljubomir Trigubishyn/Shutterstock.com)
元号が平成から「令和」に変わることで「記念貨幣」の発行も予定されています。記念貨幣は、大きなイベントや時代の節目に発行されるもので、主に収集家などがコレクションとして購入するものです。今回は投資という面でも記念貨幣に注目してお伝えしていきます。

コレクションとして楽しめる

記念貨幣の歴史は古く、最初の発行は1964年の東京オリンピックまで遡ります。当時1,000円銀貨が1,500万枚、100円銀貨が8,000万枚発行されました。1,000円銀貨の表には日本の象徴である富士山と国花の桜があしらわれ、裏は桜と五輪マーク、100円銀貨の表は聖火台の上に五輪マーク、裏は太陽というデザインです。戦後の復興を経て初めての大きな国際イベントが開催された際に発行された記念すべき貨幣といえます。

その後大阪万博(1970年)、札幌オリンピック(1972年)、天皇陛下御在位50年(1976年)、皇太子殿下御成婚(1993年)、長野オリンピック(1997年)、FIFAワールドカップ(2002年)、新幹線開業50周年(2014年・2015年・2016年)、東京オリンピック・パラリンピック記念(2016年・2018年)など、さまざまなイベントの際に発行されてきました。また、2015年には東日本大震災の復興事業の記念としても発行されています。

貨幣の種類はさまざまで金額が一番小さいものは100円で、他に500円、1,000円、5,000円、10,000円などがあります。一番金額が高いものは天皇陛下御在位60年(1986年・1987年)と天皇陛下御即位(1990年)の際に発行された10万円の金貨となります。また材質もバラエティーに富んでいて純金、純銀、銀貨、白銅、ニッケル黄銅、クラッド、バイカラー・クラッドなど、色鮮やかな見た目の美しさはもちろんさまざまなイベントに合わせたデザインも楽しむことができます。

発行枚数も貨幣によって違いがあります。少ないもので1万枚、多いものでは1億2,000万枚もあり、発行枚数が少ないほど希少価値が高く、収集家にとっては喉から手が出るほど手に入れたいと考えるのではないでしょうか。

これらの記念貨幣は文字通り「記念」ですので、本来の役割である貨幣として使用されることはほとんどなく、通常は購入された方のコレクションとして保管され、当然ながら市場に流通することもほぼないといっていいでしょう。

値上がりしなくても、額面分の買い物はできる

とはいっても、記念貨幣も貨幣そのものの価値はありますので、日常の買い物で使用することはできます。額面通り100円、500円、1,000円といった買い物はできますが、小さい額面の貨幣はもちろん、10万円の金貨となると、使うのをためらうのが普通だと思います。やはり記念硬貨は日常生活で使用することはあまり無さそうです。また、貨幣の大きさが違うことから自動販売機などでは使えないこともあります。日本銀行では、金融機関で通常の貨幣に引き換えて使用することを推奨しています。
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