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2019/06/04

FXの「3つの取引時間」それぞれの特徴を解説

(写真=Neomaster/Shutterstock.com)
(写真=Neomaster/Shutterstock.com)
為替市場と株式市場の最も大きな違いは何か? それは、為替市場は24時間開いており、世界中で取引されているということだ。取引時間帯によって値動きのクセも異なるため、どの時間帯に取引するかも為替取引では非常に重要なポイントになる。

為替市場の取引時間は大きくわけて3つ

為替市場の取引時間は大きく3つに分けることができる。東京時間、欧州(ロンドン)時間、ニューヨーク時間だ。欧州と米国はサマータイムの関係で夏時間と冬時間があり、冬時間になると1時間遅くなる点にだけ注意してほしい。ここでは夏時間を前提に話を進める。

東京時間(9時-16時頃)の特徴

東京時間は為替市場が最初に大きく動く時間帯で注目されやすい。為替市場自体は日本時間の早朝にはシドニー市場などが開いているが、参加者が少なくレートも大きく動かないため注目は低い。8時ぐらいになると参加者が増えだし値動きも活発になってくるが、8時以前だと参加者も少なく流動性が低いことからスプレッド(取引コスト)が高くなりやすいため、値動きが落ち着いている朝6時台や7時台にあえて取引する必要はないだろう。

東京時間の値動きの特徴の1つ目はレンジを形成しやすい点だ。東京時間は確かに参加者の数も増えているが、為替市場の主役は欧米勢であり、欧米市場と比較するとパワーが足りない。パワーが足りないと注目されている抵抗線をなかなか突破することができない。つまり、行ったり来たりの展開となりレンジを形成しやすくなる。

特にユーロやポンドなどの欧州通貨は東京時間ではほとんど動かないことが多く、東京時間中に欧州通貨のドルストレートのポジションを持つと欧州時間が始まるまで長々と持たされやすいので注意が必要だ。クロス円であれば、ドル円が動けばクロス円も動くことになる。

東京時間の2つ目の特徴は前日の欧米市場が大きく動いた場合はその流れを引き継ぎやすいことだ。前日のロンドンやニューヨーク市場でドル円が大きく上昇したのなら、東京時間中も上昇しやすい。よくあるパターンが、前日の欧米市場で大きくドル円が動いた場合、早朝は小休止状態となり、8時くらいからまた大きく動き始めるというパターンだ。このため、欧米市場で勢いよく動いた後、午前中に値ごろ感で逆張りすると損切りすることになりやすい。

ロンドン時間(16時-24時)の特徴

日本時間の夕方になると欧州勢が参加してくる。15時くらいになると少しずつ欧州勢が参加しはじめ、ロンドン市場が開く16時からは本格的に欧州勢が参加してくる。ロンドン市場は取引量が非常に多く、欧州勢が参加してくると今までの流れがガラっと変わってしまうことが多いので注意が必要だ。

ロンドン時間になると、東京時間でなかなか突破できなかった抵抗線を一気に抜いて力強いトレンドを形成しやすい。そのため、ロンドン時間中は順張りを基本戦略とすると比較的うまくいきやすい。

また、ロンドン時間は東京時間と相場展開が180度変わってしまうことも多い。たとえば、東京時間中は上昇トレンドで推移していた相場がロンドン時間になると崩れてしまうこともよくある。そのため、東京時間中に順張りで対応していた場合、ロンドン時間となる16時頃までポジションを持ち、ロンドン時間を目安に利食いするという利食いに時間の概念を取り入れることも非常に有効だ。
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