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2019/01/18

「株トレードの心理学」失敗する人、成功する人の違い

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
短期的な株の値動きを利用することで利益を得る行為は「トレード」と呼ばれている。例えば、株の値動きの大きさに目をつけて、1日のうちで株を売買して差益を得るデイトレードや、数日間株を保有して株の流れを利用して利益を得ようとするスイングトレードなどがその代表的なものである。

トレードで成功するには、一般的には株価チャートと呼ばれるグラフを読む技術を高めることに焦点が当てられることが多い。しかし、より重要なものがトレード時の心理状態を把握しコントロールすることである。心理コントロールができるか否かにより成績が格段に異なってくるのである。

トレードの心理学の権威であるタープ博士の理論をもとにトレードの心理学について考察していく。なお、本記事では『マーケットの魔術師 ジャック・D・シュワッガー著 (パンローリング社)』を参考にしたが、多くの億トレーダーが必読書として推す書籍である。参考にしていただけると幸いだ。

「ポジティブ過ぎてもダメ」だが「ネガティブはもっとダメ」

トレードの世界においてポジティブ過ぎる思考は、資産を減らしてしまう一つの要因となる。

例えば、買った株式が下がり始めたときに「どうせもどってくるだろう」とか「買い増し(ナンピン)して株価が戻ったら売ろう」という安易な決断を下してしまう新米トレーダーは非常に多い。ポジティブ過ぎる取引はリスク管理を軽視することにつながり、やり手のトレーダーが口をそろえてNGを出す。

では、相場に対して悲観的(ネガティブ)であることはどうか。タープ博士によると、ネガティブなトレーダーには次の特徴があるのだという。
  • 常に非常に強い緊張感を持つ
  • 悲観的な人生観を持つ
  • 心の中にたくさんの矛盾を持つ
こうしてみるとネガティブなトレーダーのネガティブな面は、人間の感情的な負の部分に通じていることがわかる。おそらくこうした特徴を持ったトレーダーは他分野の仕事でも成功することができないかもしれない。

ネガティブな思考は常に人間に不安を生じさせ、無意識のうちに人の心の中に「できない」という言葉を生じさせてしまう(いわゆるメンタルブロックの状態)トレードにおいてはネガティブな状態でいることが最も悪なのである。

成功したトレーダーが持つ「3つの信念」

多くの成功したトレーダーたちは「お金がすべてだ」と考えていただろうか。もし彼らがそう考えていたとしたら、トレードで成功することはなかったはずだ。

成功したトレーダーたちは一般に次のような信念をもって相場に挑んでいる。
  • お金がすべてではない
  • トレードはゲームである
  • 相場で損しても気にしない
トレードに対し、上記のような信念を持つことで、持ち株に生じた損を早めに確定させること、そして持ち株に生じた利益をできるだけ伸ばすことができるようになる。

もし、あるトレーダーがお金は大事でありトレードは生計をたてるための手段として生じた損失をいちいち気にしていたなら、損失を早めに切る「損切」などが実行できなくなる。利益が出た場合にも、その利益をできるだけ逃したくないと考え、早めに確定させてしまうことだろう。いわゆる典型的な負けトレーダーの行動につながっていく。

トレードにおいては損を小さく、利益を大きくすることで「トータルで勝つこと」が大事になる。成功したトレーダーたちと似たような信念をもって取引を行うことが勝てるトレーダーへの第一歩なのだ。
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