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2019/01/11

初心者でもわかる!おトクな株主優待を見つける方法

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
コンビニエンスストアで利用できるクオカードや、外食した際の飲食代金として利用できるジェフグルメカード等を利用したことがある方は多いだろう。株式投資でこうした金券をゲットできる株主優待投資をご存知だろうか。

個人投資家から根強い人気を集める「株主優待」とは?

株主優待とは、株主優待制度を導入している企業が実施しているサービスのことで、企業が株主に利益を還元する方法の一つだ。一定数以上の株式を持つ株主が受けることができ、株主に利益を還元する方法としては、他には配当もある。

株式投資で利益を得る方法には、インカムゲインとキャピタルゲインがある。インカムゲインは、金融資産を保有することで安定的かつ継続的に得られる収入のことだ。株式投資でいえば、企業が株主に対して行う配当のことを指す。株主優待では物品やサービス等を定期的に受け取れるため、インカムゲインと考えてよいだろう。

一方、キャピタルゲインは、株価の安い時に株式を購入して、高くなったら売ることで得られる差額が利益となる。株価が値上がりすれば儲かるが、値下がりすれば損失を被るため、売買タイミング次第では損失が発生する。

株主優待は定期的に物品を受け取れるため、損失発生のリスクを不安に思う投資家はもちろんのこと、物品等を受け取りたい投資や、株式投資を始めたいと考える個人投資家から根強い人気を集めている投資手法である。

株主優待は企業によって異なる 「すかいらーく」を例に……

株主優待の内容は企業によって異なる。食品メーカーであれば自社製品、娯楽関連企業であれば買い物優待券や商品券等と様々だ。

例えば、ファミリーレストラン最大手のすかいらーく <3197> では、飲食優待券を株主優待とした株主優待制度を導入していて、6月と12月の一年に2回受け取ることができる。

6月には、100株以上で3000円相当、300株以上で9000円相当、12月には100株相当で3000円相当、300株以上で1万1000円という風に、保有株数によっても受け取れる株主優待の内容は変わる。

他には、ITサービス会社の東洋ビジネスエンジニアリング <4828> では、クオカード500円相当の株主優待制度を導入していて、3月、6月、9月、12月の一年に4回も100株以上を保有することで受け取ることができる。

このように企業によって株主優待で提供している物品やサービス等は様々である。自分が欲しいと考えている株主優待から、投資先の企業を選別することも可能である。

株主優待を受け取るための注意事項

株主優待を受け取るためには条件がある。配当を受け取る時と同様、株主優待制度を導入している会社の株主になり、決算期末の時点(多くの会社が3月末)で株主名簿に名前が掲載され、権利を確定した株主にならなければならない。

具体的には、株主名簿に掲載されるまでには3営業日かかるので、権利確定日の3営業日前(権利付き最終日)までに株を購入しなければならない。一年に1回しか実施されないのであれば権利付き最終日は1回で済むが、4回実施されるのであれば権利付き最終日は4回になる。

前述のすかいらーくの場合には6月と12月が決算期末であるから、2017年6月30日が権利確定日になる。その3営業日前までに株を購入しておかなければ株主として掲載されないため、2017年6月27日が権利付き最終日(権利取り日)になる。さらに、12月にも株主優待を受け取るためには、12月26日の権利付き最終日(権利取り日)に株主であることが必要になる。

企業の決算発表が相次ぐこの時期には、株主優待の新規導入や株主優待内容の拡充を発表することで、株主優待を獲得したいと考える投資家の買い注文が殺到することはよくある光景だ。反対に、株主優待を廃止したり、株主優待内容を改悪する企業もある。毎年株主優待の内容に変更がないか確認しておきたい。
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