お金持ちになりたい。誰しもが少なからず抱いている感情ではないだろうか。特に、ストレスフルな生活になりがちなサラリーマンには、経済的自由を手に入れて、お金と時間に縛られない生活をしたいと願っている人も多いだろう。

今回は、サラリーマンが富裕層に成り上がる為に活用すべき4つの資本を紹介しよう。具体的には、

  • 人的資本
  • 金融資本
  • 時間資本
  • 固定資本 の4つだ。それぞれを見ていこう。

    人的資本

    人的資本はヒューマン・キャピタルとも呼ばれ、その人が持つ知識やスキル、人脈、保有資格、学歴などを指す。多くのサラリーマンの場合、人的資本の深さや練度、労働市場の需給によってお給料(労働収入)が決定している。AIスキルの高い人材が高待遇でIT企業に迎え入れられるのは典型例だろう。お給料を増やすためには、人的資本を高めることが重要だ。

    金融資本

    よく「お金にも働いてもらう」と耳にするが、配当、値上がり益、賃料など「お金を生み出す資産」を保有することで、自分が働いていないときも収入が得ることができる。サラリーマンが金融資本で収入を得る場合は、株式や不動産がメインとなるだろう。どちらも、一度「仕組み化」してしまえば、あまりメンテナンスに手間暇がかからないので、本業に大きな支障がでないためだ。

    固定資本

    固定資本とは、ある一定の性質・形状を有し、長期間にわたって使用され、その価値が次第に生産物に変わっていく資本を指す。サラリーマン個人にブレイクダウンすると、もう少し幅広い解釈をしてもいいだろう。例えば、週末しか乗らない車、クローゼットの奥で眠っているブランドバッグ、使っていない駐車場はないだろうか。現在は、これらを他人に貸し出してお金を稼ぐことができるシェアリングサービスも多い。一度、収益化できそうな固定資本が眠っていないか確認してみよう。

    時間資本

    4つ目は時間資本、つまり時間だ。ある意味最も重要な資本であり、他の3つの資本とも大いに関係してくる。なぜならば、生まれながらにして経済的に格差がある昨今において、時間のみが万人に平等なものであるからだ。上記の人的資本、金融資本、固定資本に時間の概念を掛け合わせることで、お金を稼ぐスピードは大きく変化する。