『金融男子図鑑』は、金融業界で働く若手の男性を紹介する企画です。第8弾は不動産コンサルティングなどを手がける「ベルテックス」の小野雄紀さん。

資産コンサルタントとして活躍している小野さんに、不動産投資のコツを聞いてみました。

プロフィール

(写真=森口新太郎撮影)

小野雄紀(おの・ゆうき)さん
所属:ベルテックス 営業本部
年齢:27歳
星座:さそり座
血液型:B型
出身地:群馬県沼田市
趣味:音楽鑑賞、音楽フェス参加、スマホゲーム
略歴:大学を卒業し携帯電話会社に4年勤務。その後、2017年1月にベルテックス入社。

営業マンとの出会いをきっかけに不動産業界へ

(写真=森口新太郎撮影)
 
> ーー現在のお仕事について教えてください! 東京の本社と横浜、大宮、名古屋などでセミナー講師をやっています。不動産のセミナーなのですが、区分マンションや一棟もののアパートやマンション、最近ではiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)のセミナーも結構多いです。iDeCoセミナーは、不動産の初心者向けセミナーや不動産投資セミナーと並んで女性のお客さまにも人気がありますよ。
 
> ーー転職を経て現在のお仕事をされているんですね。 前職では携帯電話会社で店舗勤務をしていて、全部で8店舗くらい回りましたね。最終的に副店長にまでなりましたが、いろいろと組織の仕組みが変わったことで「ベンチャー企業に勤めたい」という気持ちが芽生え、転職を考えるようになりました。
 
> ーー携帯業界から不動産業界。ずいぶん違うように思いますが……? 入社前の話ですが、とある不動産会社の営業さんとお話する機会があったんです。いろいろとお話を伺っているうちに「すごくいい業界だな」と素直に思ったんです。
不動産って、「難しい」「怖い」というマイナスのイメージが先行しがちですが、その営業さんはすごく丁寧にわかりやすく説明してくれました。具体的には不動産を持つメリット、年金不安を解消する方法についてなど……。そこで感じたのが「投資用不動産の将来性」です。
当時、掛け捨ての生命保険に加入していたのですが、不動産を買った方がメリットが大きいんじゃないかなと思いました。それをきっかけに不動産業界に興味を持って、転職をしました。
## 自宅用として買う場合と投資として買う場合の違い
(写真=森口新太郎撮影)
 
> ーー不動産を買うメリットは具体的にどのようなことでしょうか? 不動産を買うメリットは人やケースによって異なります。例えばDAILY ANDS読者層である20代後半から30代くらいの働く女性ですと、手間のあまりかからない区分マンションから始めていただくのが良いかなと思います。
この場合のメリットは、将来的に家賃収入が年金代わりになりうることでしょう。最悪、今の公的年金制度が破綻したとしても、定期的な収入を得ることができる方法の一つだと思います。
また、ローンを組んで不動産を購入する場合、「団体信用生命保険」(ローン債務者に万が一のことがあった時、残ったローンを肩代わりしてくれる保険)に加入しなければいけませんが、こちらも生命保険代わりになるので魅力ですよね。所有者ご本人に万が一のことがあっても、資産をご家族に残すことができます。
また現在、団信は0.1%の金利、金額にして月2000~3000円程度プラスするだけでガン保険や八大疾病対応保険、入院保険などを加えることができます。既存の医療保険からの乗り換えを目的に、マンション投資を始められる女性も少なくありません。
 
> ーー新築と中古だとどちらがいいですか? 新築であれば、設備が最新である点、10年間瑕疵担保がある点などがメリットですね。中古物件の場合は、エリアをこだわれる点がメリットでしょうか。
首都圏でみると、ワンルームのお部屋がだいたい257万戸あるといわれており、空室率は平均5%ほどです。ところが、郊外や築古物件、駅から遠い物件になると空室率は10~20%という場合もあります。つまり、23区内という立地に加えて駅から近い、そんな物件であれば空室率はすごく低く、家賃も下がりにくい可能性が高い。つまり、資産価値も保てるというわけです。
 
> ーー不動産を自宅用として買う場合のメリットは? 賃貸であれば家賃は払ったらなくなってしまいますが、自宅用として不動産を購入すれば月々、8万円、9万円、12万円などを支払っていくと、いずれ資産に残ります。将来的にその物件を離れることがあったとしても、物件を人に貸し出すこともできます。
ただ、必ずすべての物件がいい条件で売却できたり、貸し出すことができたりするわけではないので、万が一を考えて物件を選んだ方が良いと思います。当社は、物件を販売するだけでなく、売却や賃貸なども扱っています。いわば「不動産の総合デパート」なので、そういったケースでもすべてサポートできますよ。