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2020/10/18

『ANA Financial Journal』より

【米国株動向】高配当株に関して投資家が知っておくべき3つの注意点

(画像=Getty Images)
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モトリーフール米国本社、2020年7月21日投稿記事より

配当株は、安定していることが重要です。

配当金は、退職後の生活費、大学教育費などに充てられることが多いからです。

配当株と債券は、安定したキャッシュフローを生み出す優れた方法です。

配当株投資に当たっては、1つの一般的なルールを覚えておく必要があります。

会社が財政難に陥った場合、配当が見送られるケースがよくあるということです。

したがって、毎年配当を維持できるような企業を選ぶことが重要です。

配当株へ投資する場合に覚えておくべき3つの注意点を以下に示します。

1. 配当利回りが高すぎる場合は注意せよ

これは、配当株を検討するときにまず心に留めておくべきことです。

同業他社よりもはるかに高い配当利回りの株式は、その配当にリスクがあることを示しています。

原則として、配当利回りが高いほどリスクも高くなります。

まず、投資を検討している会社と同業他社の配当を比較する必要があります。

同業他社が約4%の配当利回りであるのに対し、あなたが検討している会社が8%の配当利回りである場合は要注意です。この典型的な例は、ウェルズファーゴ(NYSE:WFC)です。

JPMorgan Chase(NYSE:JPM)などの同業他社の配当利回りが3%から4%だったときに、7.5%の配当利回りで取引されていました。

予想通り、ウェルズファーゴは第2四半期決算を発表したとき、配当を1株あたり0.51ドルから0.10ドルに減らしたのです。

2. ペイアウト率はリスクのある株を察知するのに役立つ

配当が危険にさらされているかどうかはどうすればわかるのでしょうか。

最も簡単な方法は、配当性向を調べることです。

この数値は、会社にどの程度の余裕があるかを示します。

優れた企業は配当をある程度抑え、キャッシュフローを確保するようにしています。

これにより、研究開発や買収などに備えた資金を会社に残すことができます。

例として、前述のJPMorgan Chaseを見てみましょう。

JPMorganは、1株あたり0.90ドルの四半期配当を支払うため、年間配当は1株あたり3.60ドルになります。

2020年のJPMorganのEPS予想は1株あたり5.73ドルであるため、ペイアウト率は3.60ドルを5.73ドルで割ったもの、つまり約63%になります。

これは、JPMorganのような成熟した企業とほぼ同等のペイアウト率です。

目安としては、ペイアウト率が75%以上になると危険です。

会社が数四半期にわたってその比率で配当を支払い続けると、配当を維持するのは難しくなります。

年間EPS予想を入手できる場合は、ペイアウト率が75%以上になっていないことを確認してください。

REITの場合は、常に高いペイアウト率になります。

REITは利益の大部分を配当として支払う必要があるためです。

したがって、REITの85%のペイアウト率は正常です。
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