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2020/09/18

『ANA Financial Journal』より

【米国株動向】スターバックスとコカ・コーラ、より注目すべき銘柄は?

(画像=Getty Images)
(画像=Getty Images)
モトリーフール米国本社、2020年5月28日投稿記事より

暑い夏の日、氷のように冷えたコカ・コーラ(NYSE:KO)の缶とスターバックス(NASDAQ:SBUX)のフラペチーノ(氷をブレンドした飲料)、どちらを選びますか?

こういった消費者の判断は両社に影響を及ぼし、各社は市場シェアを広げるために、取り扱い品目に多数の新商品を投入しています。

コカ・コーラは永遠の定番商品である一方、スターバックスは新世代の飲料です。どちらの銘柄に注目すべきでしょうか?

世界中の渇きを和らげる

両社は全く異なる事業モデルを採用しています。

最初の大きな相違点は、スターバックスが直営店舗を通じた小売事業を行っているのに対し、コカ・コーラは自社製品を商店や飲食店に卸売りしています。

ただし、スターバックスはスーパーマーケットへの商品販売などで卸売りへ参入しており、コカ・コーラはコーヒー事業を伸ばすなど、競合する分野もあります。

コカ・コーラの取扱い商品のうち、炭酸飲料は圧倒的な割合を占めていますが、コーヒー・紅茶部門も売上の15%を構成しており、同社の飲料ポートフォリオにおいて小さくはない存在です。

コカ・コーラの2019年度通期の売上は3,730億ドルと前年比9%の増加となった一方で、スターバックスの同期間の売上は前年から7%伸び、265億ドルとなりました。

パンデミック下の状況

スターバックスの会計年度の第2四半期(2020年1~3月)、全世界での既存店売上高は前年同期から10%減少、米国内の同売上高は同3%減少し、同社全体の売上高は同5%減の60億ドルとなりました。

しかし同社は黒字を維持し、一株あたり利益は0.28ドルとなりました。

同社最大の成長市場である中国では、第2四半期の既存店売上高は前年同期から50%減少しました。

スターバックスは責任をもってパンデミックに取り組んでおり、売上減少の中でもブランドとしてその強さを示しています。

店舗が再開しても店舗内での飲食はソーシャルディスタンス(人と距離を取ること)の規制が適応され、コーヒーで談笑することなどは難しいことから、当面は同社にとって困難な状況が続く可能性があります。

同社にとって最大のリスクは、この規制がどれくらいの期間続くのか、それにより利用客の行動が変化するのか、ということです。

スターバックスは、米国内の店舗が休業していた丸1か月間を含む第3四半期のガイダンスを発表していません。

一方で、中国では第3四半期に多くの店舗が再開したことから売上の大幅な回復がみられるでしょう。

コカ・コーラの第1四半期(2020年1~3月)の売上高は前年同期から1%の減少となりました。

一株あたり利益は65%増加の0.64ドルとなりました。

同社は先進国市場で20%のシェアを持つ一方で、新興国市場ではたった10%であることから、十分な成長余地があります。

過去5四半期を見てみると、両社の売上の伸びは非常に良い勝負であることがわかります。
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