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2020/08/29

投資を簡単に始めたい!初心者が簡単に始められる少額投資とおすすめアプリ

(写真=PIXTA)
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「投資に興味はあるけど、始める勇気がない……」。そんな人の背中を押してくれる、少ない元手資金でも簡単に投資できるサービスが続々と誕生しています。どんな方法があって、どんなメリット・デメリットがあるのか、詳しく解説します。

「投資を始めたいけど難しそう……」簡単に始められる投資とは? 

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以前は、投資というと「お金持ちが証券会社に電話して百万円単位の注文を行う」とか「パソコンのモニターをいくつも設置して絶えず値動きをチェックする」といったイメージがありましたが、今は数百円程度の資金で、スマホ1つで簡単に投資を始められるようになっています。

いきなり大金をつぎ込んでスタートすると、失敗したときのダメージが大きすぎて立ち直れなくなってしまいます。最初は少額の余剰資金でスタートして、投資に慣れることから始めるといいでしょう。

少額投資でも、証券口座を作ったり、いろいろな情報を集めて投資先の銘柄を選んだり、証券会社のシステムを使って売買の注文を出したりする作業は基本的に同じなので、今後本格的に取り組むための練習にもなりますね。

iDeCoやNISAも!初心者が少額で始めるのにおすすめの投資方法

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少額で投資を始める方法には、例えば以下のようなものがあります。

・積立投資
銘柄を決め、毎月一定の金額をコツコツと積み立てていく方法です。月100円ずつなど、少額を積み立てることもできます。始めに設定しておけば、あとは自動的に口座からお金が引き落とされて投資に回るので、売買のタイミングで悩む必要はありません。積立は、株や投資信託などの投資商品で設定できます。

・単元未満株
株は通常、100株など「単元株」と呼ばれる単位で取引します。それだと1銘柄購入するのに数十万円といったお金が必要になりハードルが高いので、買いやすいよう単元株に満たない数量でも取引できるようにしたサービスもあります。ミニ株、プチ株、S株など、証券会社によって名称は違いますが、いずれも単元未満株を取引できるサービスです。

・ポイント投資
近年では、手持ちのお金がなくても貯まったポイントで投資ができるというサービスも人気です。失敗してもお金が減るわけではなく、たまたまもらったポイントが減るだけなので気軽に取り組めます。まずは、ポイント投資で練習してみるのもいいですね。

ちなみに仮想通貨やFXなどでも少額投資はできますが、初心者にはおすすめしません。

NISAやiDeCoとは?

「NISA(ニーサ)」「つみたてNISA」「iDeCo(イデコ)」は、税制面で優遇がある資産形成のための制度です。投資で得た利益には通常約20%の税金がかかりますが、これらの制度を使えば非課税になるなどのメリットがあります。投資をするなら、ぜひ活用したい制度です。

少額投資ができるサービスはたくさんありますが、その中にはこれらの税制優遇制度の対象にならないものもあります。お試しや遊び程度ならあまり気にならないかもしれませんが、いずれ本格的に投資に取り組むなら、これらの制度が使えるかどうかを確認して、始めるための手続きをしておくといいでしょう。

簡単に始められる投資アプリ

投資アプリもたくさんありますが、その中から簡単に始められるものを3つご紹介します。 

証券会社名 楽天証券 TORANOTEC LINE証券
アプリ名・
サービス名
 iSPEED トラノコ LINE
(LINE証券)
手数料 0円~ 運用報酬0.3%

月額利用料300円
【取引所取引】
買付手数料:無料
売却手数料:取引価格に
応じて99~1,771円
いくらから
投資できる?
100株~ 5円 1株~(500円以下)
投資先は?
(Web版では多くの
投資商品を扱っていて、
アプリ内のリンクから
遷移できる)
3つのコースから選ぶ。
詳細は運用のプロに
おまかせ
株・投資信託
約3,700銘柄
投資に使える
ポイント
楽天ポイント nanaco、
ANAマイルなど
LINEポイント
iDeCoやNISAの
対応状況
× ×

楽天証券の株アプリ「iSPEED」

特に人気があるのが、楽天証券のアプリです。楽天証券では株、投資信託、債券、金、プラチナなど多くの投資商品を扱っていますが、このアプリでは株をメインに取引できます。3つの中では本格的に投資に取り組みたい方向けで、日経新聞の記事が無料で読めるのも嬉しいポイントです。

おつり投資「トラノコ」

家計簿アプリと連動させて、買い物のおつりを自動的に投資に回すことができるサービスです。歩数計と連動させて歩くだけ、動画を視聴するだけ、アンケートに答えるだけで投資資金を貯められるのも特徴です。最近では、従業員のための福利厚生として「トラノコ」を無料で使えるようにする会社もあります。

トークアプリ「LINE」でも投資ができる

LINEユーザーなら、新たなアプリをダウンロードすることなくスタートできるのがLINE証券の特徴です。LINEを開いて、「ウォレット」→「証券」を選びます。情報が多すぎない、すっきりした画面で見やすいです。投資信託の自動積立も設定できます。

少額投資のメリット・デメリット

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ここで、少額投資のメリット・デメリットを確認しておきましょう。

少額投資のメリット

・気軽に始められる
少額投資のメリットは、何といっても気軽にチャレンジできることです。少額なら、仮に投資に失敗しても生活を圧迫することはないでしょう。身構えなくても、まずは「お試し」のような感覚で取り組むことができます。

・分散投資もやりやすい
投資では、投資する資産や銘柄、タイミングなどを分散させるとリスクを抑えられると言われています。1つの銘柄に一度に大金をつぎこむのではなく、いくつもの銘柄に時間をずらして少額ずつ投資するほうが、チャレンジしやすく失敗もしにくいです。

・初心者向けサービスの充実
少額投資をする初心者でも取り組めるような、新たなサービスが続々登場しています。スマホだけで数タップで株が買えたり、買い物で貯めたポイントで投資ができたり、ロボアドバイザー(AI)が投資先を自動で選んでくれたりします。そんなサービスを気軽に利用できるのです。

少額投資のデメリット

・元手が少額だと利益も少額になりがち
少額投資では、元手が100円でも投資することができますが、運用がうまくいってそれが2倍になったところで200円にしかなりません。リスクを抑えれば抑えるほど、リターンも抑えられるのが投資の原則です。

100円でも増えれば嬉しいですが、ある程度の利益や老後資金の準備などを考えるのであれば、「投資金額を大きくする」とか「投資期間を長く取る」とか「毎月継続して積み立てる」といった方法を取る必要があります。

・手数料がかさむことも
利用するサービスによっては、少額投資の手数料がまとまった金額を投資する場合よりも割高に設定されていることがあります。また気軽に何度も売買を繰り返すと、その都度手数料がかかります。投資するなら、かかる費用も考慮しなければなりません。

・投資できる銘柄に制限があることも
これも利用するサービスによりますが、少額投資では選べる投資先が限られることが多いです。株だけ、投資信託だけ、一部の銘柄だけといった制限がある場合があるので、投資サービスを選ぶ際はどんなものに投資できるのか、事前にチェックしておくと安心です。

簡単だけど要注意!初心者が投資を始める際の注意点

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近年は投資が簡単に始められるようになりましたが、少額とはいえ投資する際は注意しておきたいこともあります。

元本割れのリスクを把握しておく

「簡単に始められる」といっても、「簡単に儲けられる」わけではありません。運用結果によっては元手が減ってしまう、「元本割れ」という状態になる可能性もあります。このことを踏まえて、なくなっても生活に困らないような余裕資金で取り組むようにしましょう。

中長期な視点で見る

投資を始めると、つい毎日値動きを見て一喜一憂してしまいますが、これはあまりおすすめしません。値動きが気になって、仕事中にスマホでチェックしてしまう方もいます。

仕事が手につかなくなるようでは健全ではありませんし、疲れてしまいますので、中長期的な視点を持ちましょう。常に値動きをチェックする必要があるのは、専業のデイトレーダーか金融機関のプロだけです。投資信託の積立などは、1年に1回チェックする程度で十分です。

情報収集はしっかりと

「何となく気になった銘柄に投資する」ことでも投資の雰囲気を味わうことはできますし、お金が増えることもあるのですが、いずれ本格的に投資に取り組みたいなら、その会社の事業内容や業績、業界の動向や最近の値動きなど、情報をもとに分析することも大切です。

直感で選ぶだけだとギャンブル的であり、再現性もないので、少しずつでも情報収集を楽しむようにしたいものです。そうすれば、日々の経済ニュースも自分事として興味深く感じられるようになりますよ。

少額投資は初心者でも簡単に始められる!

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ここまでご紹介したように、少額投資は今まで投資に取り組んだことがない初心者でも気軽に始めることができます。

証券口座の口座を開設したり、アプリをダウンロードしたりするのは基本的に無料でできるので、まずは気になったアプリをダウンロードして、いろいろ触ってみるといいでしょう。この機会に、思い切って「投資家デビュー」してみてはいかがでしょうか。

 
文・ばばえりFP事務所代表)
自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強!銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。AFP資格保有。

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