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2020/08/06

iDeCoで注目の商品は?よくある失敗例から商品選びをしっかり学ぶ!

(写真=lovelyday12/stock.adobe.com)
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iDeCoを始めたいけれど、どの商品を選べばわからない……。そう思う人は多いはずです。今回は、iDeCoの商品の種類や商品選びにおけるチェックポイントについて解説します。また、代表的な証券会社別に選択できる商品の特徴を紹介し、よくある失敗例を通し、商品選びのコツを解説します。iDeCoを始める人はぜひ参考にしてください。

iDeCoには元本保証型と元本変動型がある

iDeCoの商品は、元本保証型と元本変動型の2つに分けられます。それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説していきます。

iDeCoの元本保証型商品とは

元本保証型の投資先は、定期預金や保険です。「iDeCoなのに定期預金なの?」と感じる人もいるでしょう。iDeCoは、いわば国が推奨する「私的年金を積み立てる枠組み」なのです。そのため、iDeCoという枠組みを通じて、定期預金や保険で資金を運用することも可能です。

「iDeCoで定期預金を選ぶのと、普通に定期預金をするのとでどう違うの?」と思う人もいるでしょう。iDeCoと普通の定期預金との違いは節税効果です。iDeCoは支払った金額の全額が所得控除の対象となり、高い節税効果を得られるのがメリットです。

ただし、iDeCoを通して定期預金をする以上、iDeCoの要件に則る必要があります。つまり、60歳まで資金を引き出すことができず、好きなタイミングで解約することはできません。それも普通の定期預金と異なる点です。

iDeCoの元本変動型商品とは

元本変動型の投資先は、投資信託です。投資信託とは、投資家から集めた資金を専門家がまとめて運用し、得られた収益を投資家に再分配する商品です。投資信託によって、投資先は異なります。「iDeCoと投資信託どっちを始めるべきか……」という悩みもよく聞きますが、iDeCoを通して投資信託を買えるということは押さえておいてください。

元本保証型商品と同様、iDeCoを通して投資信託を購入するということは、60歳まで資金が引き出せない反面、高い節税効果が得られます。60歳まで資金が引き出せなくても問題ないと思える範囲でiDeCoに加入し、万一の場合に引き出せるようにしておきたい分は投資信託で運用しましょう。

たとえば、節税重視なら「iDeCo2万円、投資信託1万円」という配分でiDeCoの毎月の掛金を厚めにし、引き出しの自由度を優先するなら「iDeCo1万円、投資信託2万円」など配分にする方法が考えられます。

元本保証型と元本変動型のどちらを選ぶべきか

その名の通り、元本保証型は、投じたお金を下回らないことを保証する商品です。手堅い運用を特徴とするため元本割れする可能性はまずありません。ただし、定期預金や保険と同様に、大きなリターンも望めません。

一方、元本変動型は元本割れの可能性こそありますが、期待できるリターンがぐっと高くなります。「絶対に元本割れが嫌だ」という人は元本保証型で運用することになると思いますが、多少のリスクも承知の上というのなら、基本的には元本変動型の方が望ましいといえます。

元本変動型の方が望ましい理由としては、iDeCoの運用で発生する手数料の存在があります。手数料と相殺されてしまうほどのリターンしか得られなかった場合、何のために運用しているのかわかりません。高いリターンが期待できる元本変動型の方が望ましいのはそのためです。また、口座を維持する手数料が発生する以上、手数料が安い金融機関を選ぶことも大切です。

さらに、元本保証型の定期預金や保険は日本円で運用されるため、インフレ(物価上昇)に対するリスクヘッジができません。

こういった点を踏まえると、元本割れのリスクは覚悟したうえで、元本変動型を選んだ方がメリットを得られる傾向があります。元本変動型なら手数料を上回るリターンが期待でき、インフレへのリスクヘッジもできるためです。

iDeCoの元本変動型商品の選び方

元本変動型を選ぶうえで、投資先・投資商品・運用スタイルの違いを押さえておきましょう。

iDeCoの投資先の選び方

iDeCoの投資先は、国内外に分けられます。国内は日本の債券や日本の株式、海外は外国の債券や株式で運用することになります。

国内の商品を選ぶメリットは、情報が入ってきやすい点です。海外では特に新興国の場合、政治的な混乱によって、運用成果が影響を受けることも少なくありませんが、そのような情報を事前にキャッチすることは困難です。一方、国内の商品なら、金融や投資関連のニュースなどを意識的にチェックしなくても、テレビやインターネットから一般的な情報を得ることができます。

海外の商品を選ぶメリットは、インフレ(物価上昇)のリスクヘッジになる点です。極端な話、インフレによって物価が2倍になると、日本円で貯めた資産は半分の価値しか持たなくなります。その時、海外の商品を保有していれば、資産を守ることができます。

iDeCoの投資商品の選び方

iDeCoの投資商品には、主に債券・株式・REITがあります。

債券とは、国にお金を貸して利息を受け取る商品です。株式よりもリターンが少ない分、リスクも低い傾向があります。

株式は、企業が資金調達の際に発行するものです。投資家は株式を取得することで、企業の利益に応じて配当金を受け取ったり、株式が値上がりするタイミングで売却して売却益を得たりできます。債券よりリターンが期待できる分、リスクも高いといえます。

REITとは、不動産投資信託と呼ばれ、投資家から集めた資金をオフィスビルやホテルなどの不動産に投資し、運用益を投資家に再分配する商品です。

また、iDeCoには、債券・株式・REITを組み合わせた「バランス型」と呼ばれる商品もあります。バランス型のメリットは、1商品だけで国内外のさまざまな商品に投資できる点です。細かな運用をせず、一度預けた後はほったらかしにしたい人にはバランス型が向いています。

iDeCoの運用スタイルの選び方

iDeCoの運用スタイルには、インデックス型とアクティブ型の主に2種類があります。

インデックス型とは、日経平均など市場全体の動向を表す指標との連動を目指す運用スタイルです。一方アクティブ型とは、平均を超えた投資効果を目指す運用スタイルです。

一般的に、長期投資になるほど、インデックス型は運用成果が上がりやすいといわれています。また、インデックス型とアクティブ型では、インデックス型の方が信託報酬は安い傾向があります。

・iDeCoの元本変動型商品を選ぶ時のチェックポイント

iDeCoの元本変動型商品を選ぶなら、投資先や投資商品以外にもチェックポイントがあります。

(1)信託報酬をチェック

iDeCoの元本変動型商品では、運用をプロに任せることになります。プロに任せる以上、管理手数料が発生します。それが信託報酬です。

信託報酬の計算式は、「純資産総額×〇%」です。純資産総額に対する割合ということは、積立額が大きくなるほど、運用が長期に渡るほど、信託報酬は高くなります。

iDeCoで運用するなら、間違いなく長期投資になるため、信託報酬は低いに越したことはありません。信託報酬は商品によってさまざまで、0.1%~2%程度の幅があります。

iDeCoで運用するなら、0.5%以下の商品が望ましいといえます。

(2)過去の運用実績をチェック

iDeCoでは、商品ごとに過去のリターンを確認できます。たとえば「〇年で元本の〇%」といった数字が商品ごとに公開されています。こういった運用実績を参考に選ぶのも1つでしょう。

しかし、リターンが高い商品のほとんどはアクティブ型です。アクティブな運用では、高いリターンが期待できる一方、大きな損をするリスクがあります。今後もリターンが続くとは限らないため、リターンの高さだけで商品を選ぶことのないよう注意しましょう。

(3)純資産総額の規模をチェック

純資産総額とは、その商品が持つすべての債券や株式などの評価額を合計したものです。つまり、純資産総額の規模は、多くの人がその商品を買っているという1つの目安です。

iDeCoの商品を選ぶ時は、純資産総額もチェックしましょう。あまり純資産総額にこだわる必要はありませんが、純資産総額が増えているか減っているか、極端に少なくないかといった点は知っておいた方が安心です。

では、ここからは人気の証券会社4社を例に、iDeCoで運用できる商品ラインナップの違いや、その特徴を見ていきましょう。

SBI証券の特徴とiDeCo商品を紹介

SBI証券の特徴は、iDeCoで運用できる商品数の多さです。口座管理料が0円なのも魅力です。

また、加入者診断や節税シミュレーション、ロボアドバイザーなど、iDeCoで資産運用するうえで役立つコンテンツも充実しています。スマートフォン用に最適化されたサイトがあるため、移動が多いサラリーマンや、スマホで運用実績を小まめにチェックしたい人も安心です。

SBI証券には、セレクトプランとオリジナルプランという2つのコースがあり、どちらかを選択します。セレクトプランは2018年にスタートした新しいプランで、商品数は2020年5月現在で37本です。オリジナルプランは昔からあるプランで、商品数は2020年5月現在で38本です。

プランによって取り扱い商品が違うので、商品ラインナップを見て、自分が投資したい商品がある方のプランを選びましょう。それぞれのプランで取り扱っている投資先は下記の通りです。

<オリジナルプラン>
国内株式
先進国株式
新興国株式
国内債券
先進国債券
新興国債券
国内REIT
先進国REIT
バランス
コモディティ
ターゲットイヤー
定期預金

<セレクトプラン>
国内株式
全世界株式
先進国株式
新興国株式
国内債券
先進国債券
新興国債券
国内REIT
先進国REIT
バランス
コモディティ
ターゲットイヤー
定期預金

商品数も多いだけあって、SBI証券では豊富な投資先を取り揃えています。投資先ごとにインデックス型・アクティブ型の商品があるため、運用スタイルに合わせて商品を選ぶことも可能です。

コモディティでは、金価格の値動きとの連動を目指す純金ファンドがあります。また、「安定運用を始める年」をあらかじめ決めておけるターゲットイヤーというタイプの商品もあります。退職後に安定運用に切り替えたいと考えている人に最適です。

楽天証券の特徴とiDeCo商品を紹介

楽天証券も豊富な商品数を取り揃えています。2020年5月現在でiDeCo商品は32本あり、SBI証券より数が少ないものの、コストの低い商品が取り揃えられています。また、SBI証券と同じく口座管理料が0円なので安心です。

2018年には、スマートフォンに最適化されたiDeCoサイトをリリース。iDeCoの資産状況等を、移動中も気軽にチェックできます。資産推移の画面では、グラフ形式・リスト形式の好きなタイプで状況を確認できます。

楽天証券には確定拠出年金コールセンターがあるため、気軽に電話相談ができます。土曜日も電話相談を受け付けているため、平日忙しいサラリーマンも安心です。また、24時間対応のAIチャットがあり、年末年始や土日も相談できます。AIチャットにはPCからもスマホからもアクセスできます。

楽天証券のiDeCo商品の投資先は下記の通りです。

国内株式
国内債券
国内REIT
海外株式
海外債券
海外REIT
国内外株式
コモディティ
バランス
ターゲットレイヤー
定期預金

国内外の株式や債券、REITなどさまざまな投資先がバランスよくセレクトされています。コモディティやターゲットレイヤーといった商品もあります。商品数は国内株式が最も多く、続いて海外株式とバランスが多くなっています。

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