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2020/07/05

投資家ユーチューバーKENに聞く、学生時代から投資を始めた理由とは《前編》

2020年3月に國學院大學を卒業したKENさん。現役大学生トレーダーとして活躍しつつ、学内に投資サークル「KISHU」を立ち上げて複数のコンテストで優勝を果たすなど、まるで人気漫画『インベスターZ』の世界を体現するかのような足跡を刻んできました。現在は「Zeppy投資ちゃんねる」専属のYouTuberとして投資の魅力を発信している彼に、その濃密な投資人生をうかがいました。前編と後編に分けてご紹介いたします!

好景気でも金融市場に身を置いていないと恩恵が受けられない

(大学生時代にトレーダーとして活躍し現在YouTuberとして投資の魅力を発信するKENさん)

──なぜ投資を始めたのでしょうか?

KEN:第2次安倍政権の経済政策として「アベノミクス」というワードが出てきたじゃないですか。当時まだ僕は高校生で、投資に手をつけたことがなかったんですけれど、株がどんどん値上がりしているというニュースが連日のように流れていたので、素人なりにすごいなと思っていたんですね。

でも街頭インタビューに答えるサラリーマンは、決まって「好景気の実感がない」と言っていて。そのときに、景気が良くなっても金融市場に身を置いていないと恩恵を受けられないなと感じたんです。それが投資に興味を持ち始めたきっかけでした。

そのあと2016年に國學院大學の経済学部に入学してから、FXトレーダーの田畑昇人さんが書いた『東大院生が考えたスマートフォンFX』という本を読んで、僕もFXを始めるようになったんです。

──始めるにあたって、不安はありませんでしたか?

KEN:ありました。まったくのゼロからのスタートでしたし、周りにFXをやっている人が誰もいなかったので。それでも、不安よりはやってみたいという好奇心のほうが強かったですね。

僕はもともとファイナンシャルプランナーを目指して大学で勉強していたので、少しだけ金融の知識がありましたし、多少は始めやすいところがあったとは思います。

──投資の知識はどこで得たのでしょうか?

KEN:本とブログを読みあさりましたね。投資の界隈ってけっこうブロガーが多くて、いろんなウェブサイトがあるんです。投資には“勝つための手法”があるので、ウェブサイトを参照して掲載されている手法を実際に試したりしました。

最初は、手法というものがあることすら知りませんでしたけれどね。あとは大学2年の後期から金融のゼミに入って、学問として投資の勉強をしました。40冊くらいの本を読みました。

──それで投資の世界に入っていった。

KEN:最初はFXから始めたんですが、当時アルバイトをしていたので、そのお給料から少しずつお金を出してやっていました。2016年、大学1年生の頃です。もちろん最初の半年間くらいはずっと負け続けていて。

けれどもちょうどその年にアメリカで大統領選があって、トランプさんが当選したじゃないですか。そのおかげで半年間の負けをある程度取り返すことができたんです。その経験があったから今まで続けてこられたというくらい、個人的には大きな出来事でした。

投資サークルを立ち上げ、数々のコンテストで優勝した大学時代

──大学では投資研究会サークル「KISHU」を立ち上げていますよね。

KEN:はい。大学入学後にファイナンシャルプランナー3級の資格を取って、ある程度金融の知識がついてきたんですが、人口や社会保障など今の日本の状況を考えると、投資について若い人に広めたほうがいいと思うようになっていきました。

それで仲間内でサークルを作りたいねって話していたんです。そのあとゼミに入ってOBの方にも背中を押していただいて、2017年11月に仲間とサークルを立ち上げました。

──サークルではどのような活動をしていましたか?

KEN:初めの頃は投資仲間と情報交換をするくらいで、活動と呼べるほどでもありませんでした。けれどもやっぱり新しいメンバーを募集したかったので、大学にサークル公認の申請を出したんです。うちの大学は公認サークルじゃないと勧誘活動ができなかったんですよね。

そしたら「投資サークルはなんだか怪しいぞ」ということでNGを食らってしまって。だったら実績を作ろうと思って、コンテストで優勝するという目標を立てて、勉強会にも力を入れるようになりました。

──どんなコンテストに出場したのでしょうか?

KEN:まずは 金融メディアZUUの月刊投資情報誌『NET MONEY』が主催している大学対抗投資バトルに出ました。トーナメント形式で株式投資のスキルを競うというコンテストです。あとは一定期間内に仮想取引を行ってどれだけ元手を増やしたかを競う名証株式投資コンテスト。

それと僕も所属している学生投資連合のUSICが主催する、大学生対抗IRプレゼンコンテストです。2018年から2019年の前半にかけて出場して、3つとも優勝することができました。

──サークルを立ち上げて仲間を作ることで、投資を学ぶ環境も変わりましたか?

KEN:そうですね。投資について仲間と情報交換できるというのは大きいです。やっぱり投資家って基本的には孤独なんですよ。周りに投資仲間がいないと話をする機会すらないんです。

投資をしていない友達としゃべっても「何それ?」って言われたり、なぜか冷たい目で見られてしまったり……。そういう日本の文化を感じるので、変えていきたいと思っています。
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