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2020/06/23

二番底は来る?米国株式市場のトレンド転換のサインを元ファンドマネージャーが解説

二番底は来る?トレンド転換のサインを解説


こんにちは、元外資ファンドマネージャーの西出滋です。

今回は米国株市場で「当面の上昇スピードが鈍るんじゃないか、一旦上昇もお休みになるんじゃないか」というサインが出ましたので、それについて解説していきます。

これを読めば、上昇相場の中で、一旦相場の先行きが変わるかもしれないというのがどんな時かが判断できるようになります。

米国株市場の物色傾向の変化に注目


6月8日米国株式市場に物色の傾向に変化がでました。

物色とは投資家がどのような企業・業種に注目するのかを指します。

米国の代表的な株価指数であるS&P500を見てみましょう。

上位にエネルギー、公益事業、不動産などが並んでいます。
一方で下位には生活必需品や情報技術、ヘルスケアなどの業種が並んでいます。
情報技術とはITのことであり、ヘルスケアとともにコロナショックのあとの米国株式市場を牽引してきた業種です。
たとえば、コロナウイルスの特効薬やワクチン開発はヘルスケアに入りますし、ITにはアップルやマイクロソフトなどが入っています。

今回1位に入ったのがエネルギー。
原油価格の下落が止まり、反発傾向にあると評価されていると考えられますが、傾向的に原油価格が上がっていくという予想はしづらく、エネルギー関連企業の業績が持続的に回復するとは考えにくいです。

そして、4位の資本財・サービスには航空機メーカー、ボーイングが入っています。
コロナショックの影響でエアラインによる移動の需要が落ち、必然的に航空系の需要も落ちるということでもっとも嫌気された業種のひとつです。

NASDAQの業種別ランキングは?

次にハイテック株や成長株が多く含まれるNASDAQの業種別ランキングを見てみましょう。

上位はその他金融、銀行などの金融、そして輸送株が続きます。

下位にはバイオ株やコンピューター指数ということで、先ほどのS&P500指数と同じような傾向になっています。

これまで市場を牽引してきた主力株が下位にいき、あまり物色されてこなかった業種が上位にきています。

米国株は暴落する?元ファンドマネージャーの見解


それでは、S&P500指数に採用されている個別企業の出来高はどれだけ売買が盛り上がったのかのランキングを見てみます。

上位10社を見ると、コロナショックの影響が大きく、その後も「そんなに需要が盛り上がらないのでは?」と見られる企業が多く含まれています。

明らかに物色の矛先、投資家が注目する企業が変わっているということが見て取れたと思います。

6月8日の相場動向を見ると、株式市場を牽引する主役が変更しているのです。

これを前向きにとらえると、循環物色が効いていると言えます。
物色の矛先が変わりながら、順番に牽引役が交代しながら相場が上がっていくことです。

今回は明らかに出遅れ株、これまで相場の圏外に置かれ、投資家の注目を浴びてこなかった株にまで投資家が目を向け、買いを入れ、商いを伴って大幅高をしました。

これは私の経験上、短期的には株式市場のトレンドの転換。
足元でいえば、一旦上昇にストップがかかる、そのサインではないかと考えています。

もしかしたら、今回の相場の牽引役のヘルスケア関連が循環物色として、このまま上昇トレンドが崩れない可能性もあります。

ただ、ここまでかなり1本調子に上昇・反発を遂げてきた株式市場は、一旦おやすみになってもおかしくないのではないかというのが私の考えです。

もしくは市場を牽引する主役というのが変わってきたサインかもしれません。

今まで利益をあげてきた投資家はそのままポートフォリオは見直さない場合、マーケットは上がるのに自分の持ち株は上がらないといった展開になるかもしれません。


米国株は暴落する?2番底は来る?トレンド転換のサインが出た!元ファンドマネージャーが、上昇相場で先行きが変わるポイントを教えます。

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