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2020/06/22

お馴染みの日本株は意外に難しい?景気に敏感なシクリカル銘柄は上級者向け

(画像=Getty Images)
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  • 堅実に投資をするなら良く知っている日本株
  • 新しい産業よりも伝統的な大企業
  • 成長株投資は難しい
投資をはじめたばかりの方で堅実に投資をするなら、トヨタや日産、日本製鉄、新日鉄、東レ、帝人、メガバンクなどの銘柄が良いのではないかと考える方も多いのではないでしょうか。

これらの企業は日本を代表する伝統的な一流企業で、親世代・祖父母世代が子供や孫が就職したら喜びそうな企業群かもしれません。

しかし、ここに挙げた企業は意外に投資初心者には難しい銘柄群です。

一見、堅実で投資初心者にも取り組みやすそうな銘柄ばかりですが簡単ではありません。

その理由をご紹介します。

シクリカル銘柄とは?

まずシクリカル銘柄のご紹介をします。

シクリカル銘柄とは景気循環銘柄のことで、景気に左右されやすいのが特徴です。

シクリカル銘柄は景気拡大の局面では業績が大きく伸びやすい一方、景気後退局面では業績が落ちこみやすく、株価も好景気には大きく伸びる反面、景気後退の時には大きく下がる傾向にあります。

日本のオールドエコノミー関連企業はシクリカル銘柄が多い

日本人にお馴染みの伝統的な企業の多くが実はシクリカル銘柄に分類されます。

例えば冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどの家庭用電気機器のことを白物家電と呼びます。

これらは多くの家庭では既に普及している商品です。

好況時は洗濯機を最新のドラム式に買い替えようと思う消費者も増えますが、不況時にあえて買い替えをする消費者は多くはありません。

既に普及している商品をつくっている伝統的な企業は、多くの方に馴染み深いかもしれません。

このような古くからあるオールドエコノミーの既に成熟したセクターの多くが実はシクリカル銘柄に分類されます。
  • 電気機器:三菱電機、日立、パナソニック、ソニー
  • 自動車:トヨタ自動車、日産、本田技研
  • 製鉄:日本製鉄
  • 素材:東レ、帝人
ちなみに証券や銀行、不動産も景気に左右されやすいためシクリカル銘柄に含むこともできます。

つまり野村證券や、みずほフィナンシャルグループ、三菱地所もシクリカル銘柄の仲間と考えることもできます。

また、日本を代表する日系株価指数はシクリカルセクターの比率が高いと言われています。

シクリカル銘柄の投資が難しい2つの理由

日本の伝統的なオールドエコノミーを代表する企業の多くはシクリカル銘柄です。

そしてシクリカル銘柄への投資は決して簡単ではありません。

少なくとも駆け出しの投資家が楽に取り組めるものではありません。

その理由を2つご紹介します。

理由1:設備投資が必要な産業は負債が多い

伝統的なシクリカル銘柄の多くは、多大な設備投資を必要とする装置産業の割合が多いため、負債や借金が多い可能性があります。

例えば、自動車や家電を生産するには大規模な工場や人が必要なのは想像に難くないでしょう。

景気が拡大している時に買えばシクリカル銘柄は儲けやすいと考える方もいるかもしれません。

しかし設備投資で大きな負債を抱えており、しかも損益分岐点が高いため企業分析、業績分析をすればするほど簡単に買いづらく感じる投資家も少なくありません。

理由2:売買のタイミングが難しい

シクリカル銘柄は、売買のタイミングを景気のサイクルを見極めて売買しなければいけないため、簡単ではありません。

一本調子に株価が伸びていく訳ではなく、安い時に買って、高い時に売るなどうまく波に乗ったり降りたりしなければいけません。

タイミングよくシクリカル銘柄の値動きを読めれば安い時に買って、高い時に売るを繰り返して大きく儲けることもできます。

しかしマーケットのタイミングを見極めて売買をうまく繰り返す投資は、上級者向けで簡単ではありません。
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