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2020/05/22

マネー市場の不思議…ジブリアニメが放映されると相場が大荒れになるワケ

株やFX(外国為替証拠金取引)といった投資の世界では、時折、「アノマリー」という言葉が注目を浴びることがあります。アノマリーとは、常識や理論的な枠組みでは説明できないけれど、なぜかそうなってしまう相場の動きを表す言葉で、過去の経験則に基づいたものです。ちょっとオカルトチックな話ではありますが、なかには世界中の投資家が注目しているアノマリーもあります。まずは、ここ数年、米国でも話題となった日本のアニメ放映に関するアノマリーをご紹介しましょう。

投資家たちが恐れる金曜ロードショーのジブリアニメ

株式投資の世界では「相場は繰り返す」と言われており、特にチャート分析では、過去と同じような値動きを示す銘柄も珍しくありません。しかし、チャートは株価の心理的節目や需給、企業の決算シーズンなどによっても影響を受けるため、分析次第ではある程度、値動きの規則性の説明がつくケースも少なくありません。

2006年ころからインターネットやツイッターなど、投資家の間で話題となっているアノマリーが「ジブリの法則」と呼ばれるものです。これはスタジオジブリのアニメ作品が日本テレビ系列の金曜ロードショーで放映されると、極端な株安や円高などを引き起こし、相場が大荒れになるというものです。一般的に為替が円高になると日本株は株安に動きやすくなります。これは、自動車や電機業界など日本の主要輸出企業が為替差損によるダメージを受けるためです。

スタジオジブリの作品には、「千と千尋の神隠し」や「もののけ姫」、「魔女の宅急便」などの人気作も多く、楽しみにしているファンもたくさんいるのですが、投資家にとっては“要注意日”となってしまうわけです。ちなみに、金曜ロードショーは日本時間の21時放映スタート。この時間、日本の株式市場は稼働していませんが、外国為替市場では活発な取引が行われていますし、放映中には米国の株式市場のオープン時間を迎えます(夏時間は22時30分、冬時間は23時30分)。特に月初の金曜日は米国雇用統計という重要な経済指標の発表が控えており、FX投資家にとっては月に一度の大きなイベントとして知られています。
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