家族
2020/04/25

幸せ絶頂…なのに家計が赤字に転落!共働き夫婦の育休エピソード

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
カネの切れ目は縁の切れ目。愛情豊かな家庭でも、うまくいかない家計には不幸が忍び寄るものです。このシリーズでは、本当にあった家計の事件を取り上げ、やってはいけなかった行動と、解決の手段を紹介します。

お悩み: 共働き夫婦に待望の子ども誕生!幸せの絶頂のはずが…


吉田雄介さん(仮名)会社員・36歳(家族:妻30歳、子1歳)

「これまでもぜいたくなどせず無理のない生活をしていたつもりなので、お金の心配は特にしていなかったんです。計画的に貯蓄もできていたはずなのに……」

そう言って頭を悩ませているのは、会社員の吉田雄介さんです。

夫婦共働きで余裕のある暮らし、将来のために毎月少しずつですが貯蓄をしており、そろそろ本格的に資産形成も始めようと考えていました。

そんな矢先に、待望の長男誕生。このことで家族の絆も深まるばかりでしたが、予想もしなかったことが起こります。

妻(30歳)が育児休暇に入ると、すぐに家計が赤字体質に。なんと毎月7万円の赤字を計上するまで行き着きました。長男はまだ1歳になったばかり。妻もすぐに職場復帰はできそうにない状況。このままでは「幸せはほど遠い、ジリ貧」だと、雄介さんは戦慄しています。

原因1: 将来の家計のシミュレーションが甘かった!

吉田さんご夫婦は、結婚を機にライフプランを考え、当時の合算収入から、住居費・日常生活費・生命保険料などのバランスを設計したシミュレーションを元に、生活をしていました。

それなのに、なぜ赤字家計に陥ったのでしょうか。

実は、以前に立てたシミュレーションが、夫婦共働き時代をベースにしていたもので、現在の収入や支出が変化することを考慮しないまま、生活を続けていたのです。
「将来、子どもは欲しい」と考えながらも、出産による収支の変化を想定していませんでした。

原因2: 家計の理想と現実のギャップが見えていなかった!

雄介さんは節約好きではありませんが、意味のない無駄遣いには目を光らせていました。その半面、将来のためと、住まいや習い事などにお金を出すことは惜しまず、自己研さんにも力を注いでいました。

そして、子どもが生まれても毎月の固定費は高いままで、余裕のない家計となっていたのです。さらに、貯蓄しながら保険で万が一に備えようと、貯蓄型保険に加入していたため、毎月の支払いが家計を大きく圧迫していたのです。

家計の救済策


固定費と変動費を分けて見直す!

「家計の見直しをしようにも何から手をつけたらいいんでしょうか? これから子ども関連の支出が増えていくと思いますが…」

家計の見直しの第一歩のコツがあります。固定費と変動費に分けて考えることです。

固定費を削減することで、支出を継続的に抑えられるのです。もちろん、金額が大きい支出ほど削減できれば、大きな見直しになりますので、住宅費や基本の生活費を最初にチェックすることになります。

その中でも、できるだけ生活水準が変わらないものから変えていくことを優先しましょう。理屈では分かっていても、生活水準や習慣を変えることは難しいものがあります。

また、将来に必要な備えまでなくしてしまうことは、家計見直しの目的自体が本末転倒になることもあり、注意しましょう。
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