家族
2019/11/18

法定相続人の範囲と相続の順位、正確に把握してる?

(写真=matsu5/Shutterstock.com)
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多くの資産を持つ人にとって、悩ましいのが相続問題です。自分の死後、家族や親族が問題を起こさず、スムーズに相続ができるように、あるいはなるべく相続税の負担をかけさせないように、相続対策で努力する富裕層は数多くいます。

これから相続対策を行おうと考えているのなら、まずは相続に関する基礎知識を蓄えておきましょう。ここでは、法定相続人の範囲や相続の順位など、相続の基本についてお伝えします。

どこまでが法定相続人?

法定相続人とは、民法で定められた相続人のことです。被相続人(亡くなった人)の配偶者は、どのような場合でも常に法定相続人となります。配偶者以外で法定相続人になれるのは、被相続人の血族のみです。法定相続人には順位があり、順位の高い人から相続の権利を得ます。

1番目に相続を受けられる配偶者が存在しない場合には、次の順位の法定相続人に、その相続人もいない場合には次の法定相続人にという形で、財産を相続する人が決められます。

相続の順位について

法定相続人の具体的な順位について見ていきましょう。

第一の法定相続人は、被相続人の配偶者と子どもです。もし、子どもが被相続人よりも先に亡くなっている場合には、子の子、子の子の子というように、孫またはひ孫が代襲相続を受けられます。

第二の相続人は、被相続人の親(父母がいない場合は祖父母)です。子も配偶者もいない、子の子もいないという場合には、被相続人の親や祖父母が財産を相続できます。

第三の相続人は、被相続人の兄弟・姉妹と配偶者です。もし被相続人の兄弟・姉妹が被相続人よりも先に亡くなっているのなら、甥または姪が法定相続人となります。

この順位は覆ることがなく、下の順位の人は上位順位の法定相続者が死亡、あるいは相続権の放棄をしない限り、財産を相続することはできません。配偶者と子が法定相続権を持っている場合には、被相続人の親や兄弟・姉妹は相続できないことを覚えておきましょう。

相続割合は

法定相続人と相続順位だけでなく、相続人が遺産を分割する割合も法律で定められています。これを法定相続分といいます。

法定相続分は、配偶者が2分の1、子どもが2分の1となっています。子どもが2人の場合には、2分の1のさらに半分が子ども1人あたりの相続分となります。被相続人の配偶者もすでに死亡している場合は、子どもがすべての財産を相続することになります。子どもが2人の場合には、半分ずつ分けて相続することができます。被相続人に配偶者と子どもがいない場合には、両親が2分の1ずつ相続します。

例えば、3億円の遺産の法定相続人が配偶者と子ども2人だった場合、その半分である1億5,000万円が配偶者の相続分となります。残りの1億5,000万円は、子2人で2分割して、1人当たり7,500万円ずつ相続できます。
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