家族
2019/09/05

「夫婦でお金の話をまったくしてない」のはまずいかも?

(写真=chaponta/Shutterstock.com)
(写真=chaponta/Shutterstock.com)
日本人は、たとえ親しい間柄であったとしても、“お金の話”をオープンな場ですることを避ける傾向にあります。家族であっても同様で、資産状況やお金の使い方について簡単な相談をすることはあっても、個々人の投資傾向や意思決定のあり方について話をする機会はごくまれでしょう。場合によっては、積極的にお金の話をしようとした途端、嫌がられてしまうことすらあります。

その背景には、日本人特有の金銭感覚があるのかもしれません。もともと日本は、戦後の復興期やバブル崩壊など、お金に関して苦労してきた歴史があります。そのようなつらい経験を経てきた人々が、団塊の世代を中心として、経済の中枢を担ってきました。その結果、家庭内でもお金の話をすることは避けられる傾向があったといえるでしょう。しかし、お金の話をしないことが、将来のリスクにつながる可能性もあります。

夫婦でお金の話をしないのは危険!?

では、なぜお金の話をしないことが将来のリスクにつながるのでしょうか。その理由は、“お金に関する認識が共有できないため”です。とくに夫婦の場合、金銭感覚のズレによって不和が生じるケースも少なくありません。共働きの家庭で、いわゆる独立採算制を採用するのは問題ありませんが、それでも、「お互いがどのような金銭感覚を持っているのか」については、密に話し合っておいた方がいいでしょう。

とくに、日常品の購入や家賃、水道光熱費、通信費などの固定費に関しては、「それぞれどのように使いたいのか」を明確にしておくのがおすすめです。日用品や月々の固定費は、中長期的な資産形成にも大きく影響するだけでなく、個々人のライフスタイルが如実に反映される部分でもあります。「どのような理由でどのくらいの金額を支出するべきなのか」「どのようにしたいのか」について、事前に話し合っておきましょう。

夫婦でお金の話をする際のポイント

夫婦間でお金の話をする際には、どのような点に注意すればいいのでしょうか。家計の安定性や将来の資産形成という観点から、さらに掘り下げて考えていきましょう。

将来の方向性を共有する

お金の話は、お互いが思い描いている「将来の方向性」を土台にし、それぞれの意見を共有する形で行うといいでしょう。“お金”という数字の部分だけにとらわれてしまうのではなく、その裏側にある「なぜ」に着目し、将来の方向性について共有してみてください。そこから、「相手が何を大事にしているのか」「そのためにどうお金を使うべきなのか」といったことが見えてきます。
1 2
Page 1 of 2
PREV 幼稚園から大学まで私立の場合、教育費はいくら掛かる?
NEXT 日常生活の中で「子どものお金の教育」になる場面3つ

続きを読む

Feature