家族
2019/04/15

いまさら聞けない「扶養」のメリット・デメリット

社保の扶養のハードル1)106万円

(写真=Syda Productions/Shutterstock.com)

社会保険ではまず年間の給与ベースの収入が106万円を超えるか否かに注目しましょう。

次の条件に当てはまる場合には、パートであっても自分で社会保険に加入することになり社会保険料が給与から差し引かれます。

(1)従業員が501人以上の会社で働いている
   500人以下であっても合意があれば適用になる
(2)1週間あたりの労働時間が20時間以上である
(3)1ヵ月あたりの給与が88,000円以上である
   年間給与が88,000×12ヵ月=105万6000円以上となることから106万円の壁と言われています。
(4)1年以上雇用される見込みである
(5)学生ではない

この条件に当てはまると自分で厚生年金保険料と健康保険料の自己負担分を支払うことになります。

社保の扶養のハードル2)130万円

年間で106万円以上の収入があっても前段の社会保険加入の条件を満たしていなければ社会保険上は扶養されていることとなり年金や健康保険の保険料を自分で払う必要はありません。

しかし、年間収入が130万円を超えると社会保険の被扶養者ではなくなるため、国民年金や国民健康建国保険に加入することになります。

これは学生であっても同じです。アルバイトなどで年間の収入が130万円を超えると社会保険だけでなく所得税の対象にもなりますので注意が必要です。

扶養から外れるという選択

(写真=iDin_PhotoStock/Shutterstock.com)

所得税の軽減や社会保険、扶養手当など扶養内で働くことのメリットはたくさんあります。

では、扶養を外れることのメリットはどうでしょうか?

まずあげられるのは、厚生年金に加入することで自分の将来手にする年金額が増えるということではないでしょうか。

そのほかにも人生100年時代と言われ老後に向けた備えや収入を得続けることが重要になって来ていることを考えると、扶養の枠を外れて仕事をするという選択をする方も増えてくるのかもしれません。

世帯全体でのライフプランにそった働き方

いろいろな働き方の中でシミュレーションをしながら世帯全体のキャッシュフローを考えるときに重要なのはライフプランを紙に書いて見える化することです。

いつ、どんなお金が必要になってくるのか?将来どんなことをしたいのか?そのために今必要なことはなんなのか?

人生の見通しを立てることで将来的なお金の流れを確認したら、扶養のメリットを活かすのか扶養を飛び出して仕事を充実させるのか、方向性が見えてくるかもしれませんね。

文・高村浩子(ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP))/DAILY ANDS

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