こんにちは、婚活FP(ファイナンシャル・プランナー)山本です。

婚活支援をしていると、女性の中には「バツイチ。特に子供がいると再婚はムリ」という強い先入観を持っている方がいるように感じます。そしてだからこそ、尚更に結婚で失敗できないと、初婚で慎重になりすぎている方も……。

しかし現実的にはそんな事はなく、むしろバツイチ子持ちだからこそ自分に合う男性を見極めることができ、また好まれることもあるのが現実です。

そこで今回は、「バツイチ子持ちだったからこそ上質な男性と再婚できた女性」の実話をお伝えします。

あなたの再婚に、そして人生にお役立て下さいませ。

高年収夫の不倫でスピード離婚

(写真=Andrey_Popov/Shutterstock.com)

ある都心部に、当時30代前半のバツイチ女性、絵里(仮名、エリ)さんがいました。絵里さんには4歳になる娘の美幸(仮名、ミユキ)ちゃんがいました。

絵里さんの元夫は東証一部上場企業に勤める同い年の、年収約600万円の男性。そしてよく言えば「男性らしい男性」。恋愛中から「黙って俺についてこい」なタイプで、妊娠中に不倫をしたことから離婚をしました。

絵里さんは離婚後、「この子は私が絶対立派に育てるんだ!」と強く決意した一方、「バツイチで子供までいるんだし、再婚はムリだろうな」とも考えていたそうです。

そんな離婚劇から約4年後。絵里さんに転機が訪れました。

再婚を諦めていたところに訪れた出会い

(写真= Liderina/Shutterstock.com)

仕事関係のイベントで、2歳年上の年収約500万円の、似たような中堅企業に勤める男性、信一(仮名、シンイチ)さんと出会ったのです。

信一さんは、絵里さんがシングルマザーだと伝えても全然イヤがらず、むしろ子供の話を熱心に聞いてくれ、とても好意的な応対をしてくれました。

この時は正直、ちょっと信じられなかった絵里さんでしたが、以後、信一さんとのやり取りを続けたそうです。

また絵里さんは当初、美幸ちゃんがいるからこそデートを断っていたのですが、なんと信一さんは美幸ちゃんも含めて食事に誘ってきました。

そうまで言われると断る理由が無くなってしまい、絵里さんは以後、少しずつデートに応じました。

子供の好意が自分にも!そして再婚へ

(写真= Photobac/Shutterstock.com)

実は絵里さん、初回のデートの時からちょっと不思議な気分だったそうです。

なぜなら美幸ちゃんが、まるで本当のお父さんのように信一さんを慕い、信一さんに懐いたのです。また信一さんも、我が子と接するように美幸ちゃんと接していました。デートの帰り際でも、むしろ美幸ちゃんが別れを渋ることも増えていったそうです。

美幸ちゃんのそんな好意が、いつしか絵里さんにも伝わったのでしょう。二人の出会いから約1年後、絵里さんは信一さんとの再婚を果たしました。

もちろん再婚時には、しっかり美幸ちゃんにもOKの確認を取ったそうですが……イヤだと言うハズがありませんよね。

信一さんと結婚した絵里さんは、こんな事を言っていました。

「冷静に考えると、なぜ信一さんのような男性が独身で残っていたのか分からない。それになぜ私を選んだのかも分からない。他にもっといい女性との出会いもあっただろうに……。分からないけど、選んでくれてありがとう」