いつかはやってくる親の介護。今まで育ててくれた感謝の気持ちも込めて、できる限りお世話をしたいと思う女性も多いことでしょう。

でも、「お母さんの介護」と「お父さんの介護」って、なんとなくイメージが違いませんか?

ここでは、医療法人社団風林会が30~50代の男女を対象に行った調査結果をもとに、異性の親の介護について解説していきます。

8割以上の女性が異性の親の介護に抵抗あり

「【敬老の日直前】老後と介護(介護脱毛)に関するアンケート調査」(2018年7月20~23日)によると、「異性の親の介護に抵抗がある」と答えた人は全体で72.9%にものぼります。

これを男女別で見てみると、抵抗があると答えた男性は62.0%なのに対し、女性はなんと83.7%!男性より、21.7ポイントも上回る結果となりました。確かに、親といえども相手は男性。父親のズボンをおろし、入浴や排せつのお世話をするのは、かなり勇気がいることではないでしょうか。

いっそ他人なら割り切れたかもしれませんが、実の父親となると、より抵抗感があるのは仕方がないことなのかも……。

親の介護、自分で行う?施設に入れる?

昔は、親の介護は子供がするものという社会的な意見もあったことでしょう。しかし、少子高齢化が進むなかで、介護にもさまざまな選択肢が出てきました。

同調査では「親に介護が必要となった場合、どのように介護を行うか?」という質問に対し、「介護施設に入所してもらう(47.3%)」という回答が「自身で行う(46.7%)」をわずかに上回り、1位に。そのほか、介護に対する意識や情報が増え、専門家に任せた方がいいと考える人も増えてきています。

施設に入れることに負い目を感じる必要はありませんし、できることなら、親が元気なうちに本人の希望などを聞いておけるといいですね。

全部自分で抱え込まないように

仲良し親子だったとしても、体格も性格も違うお父さんの面倒を見ることは、精神的にも体力的にもかなりの負担がかかります。かわいいわが子が、自分の介護によって精神的に病んでしまったり、自由な時間を失ったりすることを、あなたの親は望んでいるでしょうか。

いざという時は、なかなか冷静に考えることができなくなるもの。今のうちに情報収集し、親と積極的にコミュニケーションをとっておくなど、できることから準備しておいた方がよさそうです。

文・Talei(フリー編集者・Webマーケター、JSA認定ソムリエ)

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