高齢の親を見守る方法として、同居を選ぶというシングル女性は多いもの。しかし自分の時間がなくなったり、親とはいえ気をつかうこともあったり……。よかれと思って始めた同居に気疲れしてしまうこともあるようです。今回は「同居」ではなく「近居」という選択肢を紹介します。

親との同居はもう古い?

親が高齢になってくると、将来の介護が不安……というアラフォー女性も多いのではないでしょうか。特にシングルの場合、高齢の親と同居するというパターンは珍しくないようです。

しかし、仕事をもってライフスタイルを確立しているアラフォー女性にとって、親との同居はストレスに感じるということも少なくありません。現代社会では「同居はストレスが多い」というイメージが強くなっているようです。

近居をおすすめするポイント3つとは

では親の家の近くに住む「近居」にはどのようなおすすめポイントがあるのでしょうか。

お互い経済的に自立する

一緒に生活をしてしまうと、親にそのつもりがなくても精神的に、そして経済的に子供に頼るようになってしまうというパターンも考えられます。

同じ空間で生活をしないことで親は「自分のことは自分でしよう」という自立心が芽生え、預金や年金の範囲内で生活をするようになるでしょう。

ストレスが少なくて済む

たとえ親でも一緒に生活をするということは、ストレスを感じやすいものです。今までシングルライフを謳歌していたのに、急に親との同居となると、その反動は大きいもの。

近居にすれば、たまに親と顔を合わすことで親は無事だという安心感を手に入れられると同時に、自分の生活ペースも変えずに済むため、ストレスフリーな生活を送ることができます。

助成金がもらえることも

自治体によっては親と近居することで助成金を支払うところもあります。申請の条件は子が市外から転入する、親が市内に一年以上居住しているなどさまざま。

助成金の名前も自治体により違うので、一度親が住んでいる地区の公式ホームページをチェックしてみましょう。

親と一緒に今後の生活について考えてみよう

近居は親にとっても、自分にとってもストレスのない関係性を築くことができそうです。まずは親とよく話し合い、今後どのような生活をしていきたいかお互いに考えてみてくださいね。

文・中原佳子(ファイナンシャル・プランナー)

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