仕事を忘れて子どもと過ごしていた育休期間、復帰の日が迫るにつれて心がモヤモヤしがちなのは誰しも同じではないでしょうか。仕事復帰に対する不安を減らすには育休中の過ごし方が大切です。

育休から仕事に復帰するママたちの不安

GWや夏休みといった連休明けの仕事でさえ調子を整えるのは大変です。ましてや育休というちょっと長めの休暇からの仕事復帰は、勘を取り戻すことにも時間がかかるかもしれません。

仕事への不安

同じ職場へ復帰したとしても、育休前とは人や環境が変わっていたり、新しいシステムが導入されていたりすると、慣れるだけで相当な労力がいります。「思った以上に“仕事ができない人”になっていた!」なんて感じることも多いのではないでしょうか。

育児への不安

「子どもが急に病気になったらどうしよう?」「仕事が終わらずに保育園へのお迎えが遅れそう」「仕事に疲れて帰っても育児は待ってくれない」など、考え出したらきりがありません。

育休中にやっておきたいキャリア磨き

少しでも仕事への不安を減らすために育休中にできることを考えてみましょう。

街に飛び出して社会科見学

育休中は、どうしても赤ちゃんのお世話や自分の体調を整えるため自宅にいる時間が長くなりますが、仕事復帰にあたって社会の変化を実感するためにも出産後外出ができるようになったら街中に出かけてみるのも、復帰後のギャップを最小限にするための1つの策です。

自分の仕事に関連するような場所に出かけて情報収集をしても良いですし、託児付きのセミナーなどに参加してみると育児から少し離れて視野を広げることができます。

家の中でずっと子どもと向きあっていたストレスも軽減されて気分転換にもなるようです。

自分のキャリアの棚卸し

キャリアを棚卸して自分を理解することで、復帰後のキャリアプランや将来に向けての方向性を考えるきっかけになります。

まずは、今までの社会人生活の中で自分がやってきたことを紙に書き出してみましょう。できること、苦手なこと、目指すこと、などを考えながら整理してみると、復帰に向けて育休の間にやっておきたいことが見えてくるかもしれません。

テーマを決めてキャリアアップ

育児は大変ですが、乳幼児期は寝ている時間も多いものです。自分の身体に無理をかけない範囲で、空いている時間をキャリアアップのために使ってみるのも良いのではないでしょうか。

キャリアの棚卸しで見えてきたプランに沿って資格に挑戦したり、仕事の忙しさで忘れかけていた趣味に没頭してみたり……。

雇用保険に加入している人や、在職中に加入していた経歴がある人は、国が資格取得費用を一部補助してくれる「教育訓練給付制度」を利用すれば金銭的な負担も少なくて済みます。