「好きなことを仕事するのは難しい」と思っていませんか?じつは今の時代、好きを仕事にするのは難しくありません。今回はその理由と、好きを仕事にする方法についてお伝えします。

「好きなことを仕事にするのは難しい」は思い込みに過ぎない

好きなことを仕事にするのは今の時代、難しいことではありません。理由は3つあります。

女性の働く環境の変化

1つ目は、女性が働きやすい環境が整ってきたことです。以前、女性はビジネス社会において戦力とみなされず、あくまでも男性の補佐的な地位でしかありませんでした。しかし、1986年の男女雇用機会均等法の施行以降、徐々に女性の社会的地位が向上し、現在ではビジネス社会においても男性と同様、実力で評価されるようになっています。

インターネットの普及

2つ目はインターネットの普及です。以前は女性が仕事をするには、「場所」「時間」「お金」といった課題を乗り越える必要がありました。しかし、インターネット環境が整った今、熱意があれば、いつでもどこでも仕事できます。

多様なニーズの顕在化

3つ目は多様なニーズの顕在化です。高度経済成長期やバブル期は市場のニーズが画一的でしたが、ネット環境が整ったことで、消費者にはさまざまな嗜好があることが分かりました。その特徴の一つが「こだわり」です。

化粧品にしても、肌の特性が人それぞれ異なるため、それぞれに応じたニーズがあります。ここで、同じ特性やこだわりをもった個人が事業主としてきめ細やかな対応をすれば、消費者から熱い支持を得て、大きく成長することも不可能ではありません。

こういったことから、女性が「好きなことを仕事にする」ハードルは下がっているのです。

夢を実現するには「できない」思い込みを分解しよう

環境が整っているにもかかわらず、女性が起業を難しいと感じているのは「できない」という思い込みが原因です。その人の現実や行動は信念や感じ方、思い込みで作られます。つまり、行動を決めるのは環境ではなく自分なのです。

起業を志す2人が、それぞれ10万円のお金を手に入れたとします。一方が「10万円もある。これで起業できる」と思って事業を始め、他方が「たった10万円しかない。これで起業はできない」と感じて何もしなかったら、1年後、5年後はそれぞれどうなっているでしょうか。行動したほうは成功しているかもしれませんし、失敗しても経験が残ります。何もしなかったほうは何も残りません。それぞれの感じ方や思い込みが、行動と現実を作るのです。

この思い込みを変えるには、「できない」と思いこんでいることを細かく分解し、解決を図るのがベストです。