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2020/01/13

動画で物を売る!「ライブ配信」でファンを増やすためのコツ

(写真=zEdward_Indy/Shutterstock.com)
(写真=zEdward_Indy/Shutterstock.com)
経済産業省がまとめた「電子商取引に関する市場調査」の結果によると、国内の電子商取引(EC)市場規模は2010年から右肩上がりに拡大し続け、2018年には17兆9,845億円に達しています。EC市場の発展によって、ECとライブ動画配信を組み合わせた「ライブコマース」という新たなビジネスも生まれました。今回は、ライブコマース、ライブ配信サービスの現状についてご紹介します。

「ライブ」がビジネスになる

2020年春から、いよいよ5Gが始まります。高速・大容量の通信が可能になり、リアルタイムでのやり取りも低遅延で行えるという5Gが浸透すれば、これまで以上にライブコマース・ライブ配信分野は活況を呈することでしょう。

ライブ配信を通して商品の売買ができる「ライブコマース」

ライブコマースとは、ライブ配信者がインターネット上で商品の宣伝を行い、その商品を視聴者が配信画面からリアルタイムで購入する販売方法を指します。2017年ごろから注目され、複数のプラットフォームが生まれました。2018年に市場はさらに過熱する様相を見せました。

視聴者からの投げ銭で収益が得られる「ライブ配信サービス」

ライブコマースがライブ機能を使ってリアルタイムに物やサービスを販売する一方で、「配信者は何も販売しないにもかかわらず収益を得られる」のがライブ配信サービスです。ライブ配信サービスには「投げ銭」という機能があり、視聴者がアプリ内で課金して得たアイテムを、バーチャルギフトとして配信者に贈ることができます。配信者は、配信サービス事業者がユーザーの課金によって得た収益の一部を事業者から受け取る形で利益を得ます。

中国で人気のライブ配信サービスは、ライブコマースと同様に国内で今後さらに伸びる可能性が高い分野です。

ライバーにライブ配信サービスの現状について聞いてみた

ライブコマースやライブ配信サービスのように、配信者と視聴者がリアルタイムにつながりコミュニケーションを行うサービスが広がることで、さらに新しいビジネスが生まれるに違いありません。新規ビジネスのヒントを得るためには、ライブコマース・ライブ配信サービスの現状を知る必要があります。

現在の日本におけるライブコマース・ライブ配信サービスの現状について、ライバー(ライブ配信者)として活躍する現役大学生・秋山吏功(りく)さんにお話をうかがいました。

ライブ配信者からみたライブコマース・ライブ配信サービスの現状は

――秋山さんがライブ配信を始めたきっかけは何だったのでしょう?

秋山さん:私がライブコマースを始めたのは、2018年7月でした。ライブコマースや投げ銭式のライブ配信サービスのプラットフォームが続々と誕生していたこともあり、「これからはライブ配信でビジネスをする時代になる」と考えてのことです。

インターネット上でのコミュニケーションが活発化する中で、SNSもさまざまな変遷をたどってきました。文字によるコミュニケーションとしてのTwitter、写真を通してのコミュニケーションはInstagram、そして動画を共有してコミュニケーションを行えるTikTokと、より多くの情報がやり取りできるようになってきています。

そして、その次に求められるのは「リアルタイムでコミュニケーションを取れる動画配信サービス」ではないかと思い立ちました。2020年から5Gがスタートすれば、その傾向はより強まるでしょう。始めるのなら今だなと。

――ライブコマース・ライブ配信は現在どのような状況なのでしょうか。

秋山さん:ライブコマースやライブ配信におけるアジアでの先進国は中国です。中国では、ライブ配信サービスが人気を得た後、ライブコマースが普及しました。2019年には中国のEコマース企業アリババがライブコマース分野を独立させ、アプリ「淘宝直播(タオバオライブ)」をリリースするなど、ライブコマース市場はさらに活発化しています。

配信者の体感として、現在の日本ではライブコマースよりも投げ銭式のライブ配信サービスのほうがプラットフォームも多く、人気があると感じています。ライブコマースは5Gが全国に普及するタイミングで人気が出るのではと考えています。
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