「女性の転職人気企業ランキング     2019」で9位にランクインし、ヤフーより株式の公開買い付けがあるなど何かと話題のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の運営会社「ZOZO」。多くの人が勤めたいと思う企業の年収はいくらなのか、最新の有価証券報告書から従業員の年間給与を紹介します。

有価証券報告書とは?

日本証券業協会によれば、有価証券報告書とは「会社の概況から事業や設備の状況、財務状況まで多岐にわたる情報が盛り込まれている報告書のこと」とあります。子会社を保有している企業の場合、連結決算と単体決算に分けて利益などが表示されています。単体はその企業のみの損失や利益などの数字、連結は子会社や関連会社も含めた数字です。

子会社の経営状況は少なからず親会社に影響しますので、現在は日本を含め世界的に連結決算の数字が重要視されています。有価証券報告書の記載内容は、その企業が歩んできた過去から将来の経営計画までが客観的な数字として克明に記されています。就職や転職で企業研究をする際は、しっかり読み込んでおきたい書類です。

面接でも活用できる知識ですので面接前には最終確認でもう一度目を通しておきましょう。

株式会社ZOZOの平均年間給与は約516万円

株式会社ZOZOの平均年間給与は約516万1,000円です。また、平均年齢は32.7歳で平均勤続年数は5.4年であることが分かります(2019年3月31日現在における提出会社単体の数字)。子会社を含めた連結ベースで売上高を見てみると、2015年3月期は約412億円でしたが、2019年3月期は約1,184億円と倍増以上となっており、勢いのあることが分かります。

しかし、2019年3月の決算では経常利益が下がったほか、自己資本比率が28.6%(前年度57.7%)と大幅に下がるなど気になる要素がいくつかあり、今後の展開がどうなるかは注目ポイントです。