自分の夢をかなえてキラキラと輝く女性起業家。彼女たちの成功の秘訣はどこにあるのでしょうか?今回は、有名な女性起業家の成功者を紹介します。また、女性が起業家として成功するための秘訣や最近流行りのプチ起業についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

女性起業家の成功者は?職種や会社の事業内容も紹介

まず、女性起業家の成功者を3人紹介します。

閑歳孝子氏/「Zaim」開発

1人目は家計簿アプリ「Zaim」を開発した閑歳孝子(かんさい・たかこ)氏。29歳の時に記者からエンジニアへと転身し、独学でプログラミングの知識を身につけZaimを開発しました。その後、33歳で法人を設立し経営者となっています。Zaimはテレビや新聞などのメディアでも取り上げられ、800万ダウンロードを突破。主婦層から莫大な支持を集めています。

堤香苗氏/株式会社キャリア・マム経営

2人目は株式会社キャリア・マムを経営する堤香苗(つつみ・かなえ)氏。友人と始めた育児サークルが10万人の主婦を抱える大きな会社へと成長しました。ミステリーショッパーなどのアウトソーシング事業や女性のキャリア支援事業、託児所付きコワーキング施設の運営など、幅広いビジネスを展開しています。

坂梨亜里咲氏/4MEEE運営

3人目はファッションや恋愛など女性向けのトレンド情報を提供するメディア「4MEEE(フォーミー)」を運営する坂梨亜里咲(さかなし・ありさ)氏。読者モデルの経験を生かして友人と一緒にメディアを立ち上げ、2018年に運営会社の社長に就任しました。事業コンセプトは「女の子がかわいくなることをお手伝いし、結婚まで導く」こと。自身の強みを生かしたビジネスモデルが成功を引き寄せました。

憧れの女社長を目指す!起業家として成功しやすい女性の特徴は?

筆者はコンサルタントとしてこれまで数多くの女性起業家と接してきました。そんな中で、成功する女性起業家には共通する2つの特徴があることに気づきました。

1つ目は「軸をしっかり持っている」ことです。起業すると必ずどこかで失敗したりくじけそうになったりする瞬間が訪れます。そんな時に頼りになるのが、自分自身の揺るがない軸です。

軸は人によって異なります。「このサービスを広めれば世の中が変わるはずだ」という事業と密接に結びついた軸もあれば、「育児と両立しながら女性が輝ける職場を作りたい」というライフスタイルに近い軸もあります。

特に女性は、男性と比較すると出産や育児といったライフステージの変化にいや応なく影響を受けます。そのため、自分自身の軸を明確にしておくことが事業を長く続けていくためには不可欠です。

2つ目は「女性ならではの強みの生かし方を知っている」ことです。内閣府の調査では起業家における女性の割合は30.3%で、まだまだ男性起業家のほうが多いことが分かります。そのため女性起業家の成功者には、男性社会で自分の立ち位置をどう確保するか戦略的に行動している人が多いと感じます。

「押しが強いサバサバ系」「上品な毒舌キャラ」「気配り上手で相手を立てる」など、女性という特性を踏まえて効果的に自分自身のキャラ付けを行うことで、相手の印象に残りやすくなります。

女性起業家が少ないことが必ずしも不利に働くとは限りません。数が少なければその分相手にインパクトを残すことも可能なのです。女性であることを強みにできれば、起業家として成功する道が開けるでしょう。