東洋経済オンライン「女子就活生が選ぶ「就職人気ランキング」TOP100」で昨年75位から34位に上がった、マヨネーズで有名な食品メーカー「キユーピー」。多くの人が勤めたいと思う企業の年収はいくらなのか、最新の有価証券報告書から従業員の年間給与を紹介します。

有価証券報告書とは?

日本証券業協会によれば、有価証券報告書とは「会社の概況から事業や設備の状況、財務状況まで多岐にわたる情報が盛り込まれている報告書のこと」とあります。

子会社を保有している企業の場合、連結決算と単体決算に分けて利益等が表示されています。単体はその企業のみの損失や利益等の数字、連結は子会社や関連会社も含めた数字です。子会社の経営状況は少なからず親会社に影響しますので、現在は日本を含め世界的に連結決算の数字が重要視されています。

有価証券報告書は、企業の事業内容や経営状況を客観的に確認できる資料です。就職・転職時にも参考になりますので、その企業に応募するかどうかの判断や、面接対策に読み込んでおくことをおすすめします。自分の能力が活かせる事業を展開しているのか、企業理念や中長期計画にも目を通し、面接官とのやり取りにも活用するとよいでしょう。

キユーピー株式会社の平均年間給与は602万円

キユーピー株式会社の平均年間給与は601万8,394円です。また平均年齢は39.8歳で平均勤続年数は14.7年であることが分かります。(2018年11月30日現在における提出会社単体の数字) 

子会社を含めた連結ベースで売上高を見てみると、2014年は5,534億円で、2018年は5,735億円と安定しています。 主力の事業は調理・調味料事業、サラダ・惣菜事業、タマゴ事業の3事業です。2019年に創業100周年を迎えるキユーピーですが、時代の「健康志向」をうまく取り入れた事業を展開していることがうかがえます。