東洋経済オンライン「女子就活生が選ぶ就職人気ランキングTOP100」で2018年11位から5位に上がった、大手広告代理店「博報堂DYホールディングス」。多くの人が勤めたいと思う企業の年収はいくらなのか、最新の有価証券報告書から従業員の年間給与を紹介します。

有価証券報告書とは?

日本証券業協会によれば、有価証券報告書とは「会社の概況から事業や設備の状況、財務状況まで多岐にわたる情報が盛り込まれている報告書のこと」とあります。

子会社を保有している企業の場合、連結決算と単体決算に分けて利益等が表示されています。単体はその企業のみの損失や利益等の数字、連結は子会社や関連会社も含めた数字です。子会社の経営状況は少なからず親会社に影響しますので、現在は日本を含め世界的に連結決算の数字が重要視されています。

有価証券報告書の内容を確認することで、その企業がどういう事業を行い、どのように業績を伸ばしてきたかが明確に分かります。就職・転職先の企業を研究する際にも、有価証券報告書は欠かせない資料です。しっかり読み込み、就活時の面談でその知識を活かせるようにしましょう。

株式会社博報堂DYホールディングスの平均年間給与は1,065万円

持ち株会社である博報堂DYホールディングスの平均年間給与は1,064万8,000円です。また平均年齢は43.4歳で平均勤続年数は15.4年であることが分かります。(2019年3月31日現在における提出会社単体の数字) 

子会社を含めた連結ベースで売上高を見てみると、2014年度は1兆1,311億円でしたが、2018年度は1兆4,456億円と順調です。 新聞・雑誌・テレビ・ラジオの「4マスメディア」の売上高は減少傾向ですが、インターネットメディアやマーケティング・プロモーションが好調で、オールデジタル化による変化にもうまく対応している様子がうかがえます。