仕事を楽しいと思えなくなった、やる気が出ない、とにかく辞めたい。仕事へのモチベーションがまったく上がらず、「なんのために働いているのか?」がわからなくなることって誰にでもありますよね。今回は、あなたの仕事選びの基準について、考えてみましょう。

あなたの「やる気」や「モチベーション」はどこからくる?

仕事を楽しいと思えなくなった、やる気が出ない、とにかく辞めたい。仕事へのモチベーションがまったく上がらず、「なんのために働いているのか?」がわからなくなることって誰にでもありますよね。そんな時は、あなたが仕事選びになにを求めているのか、冷静に考えてみましょう。

仕事や職場に対してのモヤモヤした感情が、今だけのものなのか、それとも随分前から違っていたのか。冷静に自分を見つめる機会にしてみませんか。あなたが今、仕事になにを求めているのかがわかるようになるかもしれませんよ。

仕事の内容を重視する

(写真=getty images®)

「今の仕事は、成長できている実感ができているから楽しい!」というようなやりがいを求めている人は、毎日同じルーティンで作業を行っていくことが退屈だと考えてしまいます。逆に、同じことをずっと繰り返して淡々とこなしていくことが得意な人もいるのです。おなじことを繰り返していて、成長感を感じられないことが今の仕事へのモヤモヤになっているのなら、部署の移動を希望してみたり、仕事外で興味のある分野への学びを深めるなどの工夫が必要です。
現状を変えるために、アクションをとってみるのが良いでしょう。

待遇条件を重視する

「頑張れば頑張るほど稼げる!」「これでボーナスがアップするはず!」というように待遇によって自分のモチベーションをあげている人もきっと多いはずです。自分の頑張りが、給与やボーナスに反映されるのはとっても嬉しいこと、それは当然の話でもありますよね。
このタイプの人は、向き合うべき対象が“自分”であれば、今の仕事に不満をもつことはないでしょう。けれど、「自分はこれだけ頑張っているのに、なにも結果を出していないこの人とも同じ給料なのか…」と“人と比べてしまう”ことで意欲が下がってしまうことがあります。

この場合は、もう一度視点を自分に戻すことです。楽ばかりする人、人の手柄を横取りする人、自分を良く見せることがうまい人、世の中には悪人こそ少ないけれど「ズルい人」はたくさんいるものです。けれど、結果は永遠についてくるものではありません。あくまで単発的に、繕えているもの。誠実に、自分と仕事に向き合うことをモチベーションにしていきましょう。

顧客を重視する

「お客様に喜んでもらえてよかった」と顧客を重視するタイプは、仕事を誠実にこなしていきます。けれど、顧客を重視するあまり、少々打たれ弱い面も。クレームをもらってしまった時に、考え込んでしまって落ち込むケースがあります。

ひとりひとりの顧客と向き合う姿勢はとても良いことですが、ひとつのことで立ち止まるクセがついてしまうと、他にもっと知りたい人がいた時にうまく対応することができません。特定のお客様もために物事を考えるだけでなく、仕事として考えることができるよう、切り替えていきましょう。