『日経WOMAN』が選出する「女性が活躍する会社BEST100」で2019年度総合ランキング2位にランクインした金融機関、株式会社りそなホールディングス。多くの人が勤めたいと思う会社といえるでしょう。年収はいくらなのか、最新の有価証券報告書から従業員の年間給与を紹介します。

有価証券報告書とは?

日本証券業協会によれば、有価証券報告書とは「会社の概況から事業や設備の状況、財務状況まで多岐にわたる情報が盛り込まれている報告書のこと」とあります。子会社を保有している企業の場合、連結決算と単体決算に分けて利益等が表示されています。単体はその企業のみの損失や利益等の数字、連結は子会社や関連会社も含めた数字です。

子会社の経営状況は少なからず親会社に影響しますので、現在は日本を含め世界的に連結決算の数字が重要視されています。有価証券報告書には、その会社の現在・過去・未来について、分かりやすくまとめられています。企業がどのような状態にあり(企業の事業内容、従業員の状況)、これからどのような経営を目指しているのか(中長期経営計画)など、その会社に就職したいと考えているなら、すべて目を通しておきたい内容です。

これから就職や転職で採用試験を受けたい会社を選定する際は、会社の特徴を分かりやすくまとめた就職サイトを見るだけでなく、有価証券報告書も確認してじっくりと検討すると良いでしょう。

りそなホールディングスの平均年間給与は約872万円

りそなホールディングスの平均年間給与は871万9,000円です。また平均年齢は46.7歳で平均勤続年数は19.0年であることが分かります。(2018年3月31日現在における提出会社単体の数字)子会社を含めた連結経常収益で見てみると、2013年度は約8,269億円でしたが2017年度は約7,429億円と減少しています。

この減少は、2014年から2017年度まで続いていますが、減少額は2017年度には鈍化し、持ち直しつつある状況です。また、2018年4月には子会社の関西みらいフィナンシャルグループのもとで関西アーバン銀行、みなと銀行との経営統合を行い、2019年4月には関西アーバン銀行と近畿大阪銀行が合併して関西みらい銀行となりました。