上司や先輩として、時には新入社員を厳しく注意する必要に迫られることがありますよね。そんなとき、あまり厳しく言うと相手から嫌われそうだし、かといって大目に見ると同じ失敗を繰り返しかねないし……と悩む人も多いようです。今回は、相手に嫌われることなく、上手に叱るためのコツをご紹介します。

叱るときは落ち着いた声で。感情的に怒鳴らない

「怒る」と「叱る」の違いをご存じでしょうか?この2つは似て非なるもの。「怒る」ことが相手に感情を一方的にぶつける行為であるのに対し、「叱る」ことは失敗を自覚させて教え諭したり、改善するためにアドバイスしたりすることです。

声を荒らげて怒ってしまうと、パワハラと受け止められるリスクもあります。叱るときは、一呼吸置いて冷静になってから。声のトーンも極力抑えましょう。

叱るのは1対1で。相手に恥をかかせない

叱るときの場所選びも、重要なポイントです。人前で叱られるのは、誰しも気分のいいものではありませんよね。叱責の声がフロアに響き渡れば、関係のない社員まで巻き込んでしまい、職場全体の雰囲気が悪化しかねません。

できる限り相手の立場や人格を尊重して、会議室など、1対1になれる場を選ぶようにしましょう。