ビジネスのシーンで、間違った敬語や場面にふさわしくない言葉遣いをしていると、半人前とみなされ、どれだけ良い内容を話していても聞いてもらえません。間違いやすい敬語表現に気を付け、好印象を持ってもらうことができる話し方テクニックを身に付けて、さらに信頼される女性になりましょう。

間違っていると恥ずかしい敬語表現

新社会人でなくても、間違えた敬語表現をしている方を意外とよく見かけます。例えば、二重敬語。

「お戻りになられる」という表現、正しくは、「お戻りになる」または「戻られる」です。また、「〇〇社長様」という宛名を見かけることがありますが、正しくは、「〇〇社長」もしくは「〇〇様」です。

その他、「お名前を頂戴します」は、「お名前をお聞かせください」「お名前をお伺いできますか」などが正しい表現です。「ご苦労様です」は目下の人に対して使う表現なので、目上の人に対しては「お疲れ様です」が適切です。

初対面で差がつく「ビジネス会話」

ビジネスの場面で初対面の方と同席したときに、何を話してよいか迷ってしまい、気まずい空気が流れたという経験はありませんか?そんな時には、天気、ニュース、出身地、服装、持ち物、グルメ、家族、旅行、健康、音楽などの話題を質問してみるのがおすすめです。

筆者もCA時代、お客様は初対面の方ばかりだったので、新人の頃にはウェルカムサービス(飛行機から搭乗ゲートまでお客様をお迎えに行くサービス)が実は苦手でした。しかし、上記のような話題を振るととても興味深いことを教えて頂くなど、会話が弾むきっかけになったものです。

自分が会話の主導権を握ろうとするよりも、相手に質問をして教えて頂くという姿勢の方が会話が広がっていきますよ。