長時間労働は恋愛や結婚生活にどのくらい影響を与えるものなのでしょうか?

1カ月の平均残業時間が41時間以上の男女220人を対象に行われた「残業時間が恋愛・結婚に与える影響」に関するアンケート結果(婚活支援サービスパートナーエージェント実施)を元に、仕事と愛にまつわる経験談を読み解いていきたいと思います。

長時間残業は恋愛の支障に

Q. あなたは残業が長いことが原因で、交際相手とうまくいかなくなった経験がありますか?(複数回答可)

1位 一緒に過ごす時間が明らかに減ったことがある      38.2%

2位 相手に迷惑をかけた・我慢をさせたことがある      37.7%

3位 うまくいかなくなった経験はない            25.0%

4位 相手から迷惑をかけられた・我慢をさせられたことがある 15.9%

5位 けんかになったことがある               12.7%

アンケート結果から「交際相手とうまくいかなくなった経験がどれか1つでもあるという回答者(「交際経験がない」「答えたくない」は除く)」は72.1%もいることがわかりました。

交際を諦めて仕事に集中した人は15.5%

Q. あなたは残業が長いことが原因で交際相手とうまくいかなくなったときに、どう対応しましたか?

1位 相手に我慢してもらった       48.6%

2位 残業を減らす努力をした       31.7%

3位 交際を諦めて仕事に集中した     15.5%

4位 特に何もしなかった(保留にした)  14.8%

5位 上司(または社内の誰か)に相談した 13.4%

6位 転職した              9.2%

恋愛中ならば、「ごめん、今日残業が入って行けなくなっちゃった」とラインして、相手に我慢してもらうということになるのでしょうか。そんな、その場限りの対応をするケースは50%近く。

ですが、その場限りの対応をしている時には思いもよらなかった事態がその後待っているかもしれません。

恋人と残業が原因でもめても、なんの対応もしなかったケースは約15%。さらに「仕事が忙しいことを理解してくれないなら、別れる」と言うしかないのか、「交際を諦めて仕事に集中する」というマイナスの対応をするケースは約15%。

逆に、交際相手とうまくいかなくなったのは残業のせいだと認めて、積極的な対応をするケースでは、残業を減らしたり、上司に相談したり、転職したりするという人が約54%。実は、放置型やマイナス対応型よりも多いのが、積極的対応型ということになりますね。

(写真=kaesunza/Shutterstock.com)