世の中の酸いも甘いも知る、ホステス達。彼女達から学ぶ、この世を上手く生きる処世術とは?

謎に包まれた、夜の世界で働くホステス。
一時期は10代の女性に聞いた“なりたい職業ランキング”にランクインされていたという話もありましたよね。若い子がわざわざ目指して行く場所なのかといえば、そういうものではない気がしますが…。しかし、女性なら一度は“ホステス”という仕事に少なからず興味を持ったこともあるのではないでしょうか。

今回は、そんな夜の世界で実際に働くホステスが、日頃どんなことを大切にして仕事をしているのか、彼女達から学ぶ、世を上手く渡るための処世術をご紹介いたします。

自分への悪口は“笑って受け流すもの”

ホステスと言えば、男性客からチヤホヤされているイメージが強いですが、その裏側で悪口を言われることも日常茶飯事。当然ながら、お店の中には特別に可愛い女の子もいれば、普通レベルの可愛さ、地味な女性と様々なホステスがいて、常にお客様から見比べられてしまいます。男性客は酔いもあってか、ストレートに「お前はブスだな」とか、「もうちょっと痩せればよいのに」という暴言を投げかけることも少なくありません。

しかし彼女達はいちいち、それに対して怒ったり機嫌が悪くなることはありません。悪口に対して「も~、失礼ね!」と軽く受け流すくらいはなんてことないのです。批判されることに慣れることで、ある意味タフな精神力が身に付くのかもしれませんね。いざ、誰かに批判された時は出来るだけ、気にせず受け流すということを真似てみたいものです。

誰よりも人の良い部分を見て褒めること

会話で人を気持ち良くさせることが仕事のホステスは、いわば“人を褒めるプロ”。実は意外と一辺倒な「さすがですね」「すご~い!」という褒め言葉はあまり使っていません。相手が意図する所をしっかり汲み取った形で褒めるということを意識しています。

例えば、「仕事で疲れた」という相手の愚痴ですら、「疲れるほど、お仕事に精を込めていらっしゃって素敵ですね。」というように相手の長所へ変換させています。根本的に、どんな人にも素晴らしい部分があるという視点で、目の前にいる相手の長所を常に探しています。

ちょっと気が合わないなと思う人がいても、出来る限りその人の良い部分を探してみることで、相手を嫌いになることがなくなるのかも。