婚活において、ポイントの一つに挙げられるのが「相手に求める条件」になります。ただし、これはお互い様ですので、理屈の上では高すぎる条件を少しずつ下げる必要があるのですが、実際には中々下げられないのが現実です。
もしかしたら、婚活中のあなたも同様かもしれません。少しずつでも現実を受け入れる姿勢が必要かもしれませんよ。
今年こそは変わりたい。そう思うあなたのために、「お見合いおばさんからの強烈な一言で生まれ変わった女性の話」をお伝えします。
あなたの婚活、そして人生にお役立てくださいませ。
30歳を過ぎても独身。お見合いおばさん登場
ある地方に、30代前半の独身女性、志保さん(仮名)がいました。
志保さんは小規模の会社に勤める、年収約300万円の女性です。そして年齢的にも結婚を意識する一方、なかなか本腰を入れた婚活ができませんでした。
そんな志保さんの結婚や未来を心配した志保さんのお母さんは、ある時、近所の顔なじみであった「お見合いおばさん」の玲子さん(仮名)に相談しました。
玲子さんは世話好きでも知られ、喜んで協力してくれることになったのです。
早速、玲子さんは動き出します。志保さんから「どんな男性と結婚したいか」を聞きながら、なるべくそれに近い男性を次々に紹介し、お見合いをセッティングしてくれました。
でも、お見合いは一向にまとまる気配を見せません。
文句ばかりの志保さんに、強烈な一言
それもそのハズです。志保さんは、結婚後は専業主婦を強く希望しており、年収は最低でも700万円以上、その上で容姿や性格面にも理想を高く持っていました。
その結果、少しでも相手に落ち度を見つけると断るような「文句だらけ」のお見合いを続けたのです。
それを聞いて、玲子さんは、こんな事を言ったそうです。
「あなたもう30前半でしょ?10歳若かったらともかく、そのトシで甘えるだけの女なんて、男性からしたらイタいだけよ」
この時、志保さんは最高にムカついて帰ってしまいました。
突然の変貌。トントン拍子で結婚へ
しかし、あの一言は相当、志保さんに応えました。
新卒の頃と比べ、年齢以外は特に何も変わっていない自分自身に気付き、その上で当時と同じことを言っている自分が急に恥ずかしくなったそうです。
その後、志保さんは玲子さんに謝り、改めて支援をお願いしました。
男性が輝いて見えるようになった
そこからは早かったです。いい意味で自信を失った志保さんは、実に謙虚になり、こんな自分とお見合いしてくれる男性が急に輝いて見えたとの事でした。
人間、こうも見事に変われるものなのでしょうか……でも、本当に変わったのですから驚きです。
そしてすぐにお見合いは成立し、最終的に志保さんは、年収約500万円の中堅企業に勤める2歳年上の男性と交際、半年後に結婚しました。
また結婚後、あれほど望んでいた専業主婦になることなく、ずっと共働きでガンバっておられます。
本当に人間、変われば変わるものですね。
ハタチの頃、アラサー女性はどう映った?
実は志保さんは、玲子さんに一言言われた後、ハタチの頃に映っていたアラサー女性を思い出したそうです。
当時はアラサー女性が「ただのオバサン」にしか見えず、その「ただのオバサン=今の自分」と考えると、急に自分が無価値に思えたとの事でした。
もちろん実際にはそんなことはなく、この10年で若さと引き換えに経験を得て成長しているものなのですが……。
胸がズキッと痛む、厳しい現実かもしれません。あなたは、年齢に見合う価値観を備えていますか?
文・婚活FP山本/DAILY ANDS
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