「今年こそはお金について勉強する!」という目標は立てていたものの、特に何もできていない、あるいは何をしたらよいかわからず身動きを取れていない、という方はいませんか。

働く女性は忙しく、そして欲深いもの。お金のことはどうしても後回しになってしまいがちです。そんな私たちの強い味方とも言えそうなサービスがこのほどリリースされました。その名も「mirai talk」。人気家計簿アプリを提供するマネーフォワードと人気ファイナンシャル・プランナー横山光昭さんが共同で立ち上げた「お金の相談窓口」です。

「mirai talk」の取締役を務める横山さんと秋山芳生さん(お二人ともファイナンシャル・プランナー)に、DAILY ANDS編集長のくすいともこが凸撃し、アラサーの女性向けに「いいお金の使い方」「悪いお金の使い方」を聞きに行きました。

今回は、私たちの家計に必要な3つのこと、

  • 収入を上げること
  • 支出を抑えること
  • お金に働いてもらうこと それぞれのテーマについて、詳しくお話を聞いていきます。

    筆者は「かわいいおばあちゃん」になることが将来の目標なのですが、そのために今のうちから何かしておいた方がいいことはありますか?横山さん、秋山さん、教えてください!

    30代で落ちる女性の平均収入

(写真=森口新太郎撮影)

くすい: 本日はよろしくお願いします!アラサー世代の働く女性の一人としてお金についてお聞きしたいのですが、一番の関心事はこれからどうやって年収を上げていったらいいのか、ということじゃないかと思うんです。女性ってライフイベントが色々あるので、どうしてもずっとバリバリ働けるわけではありません。自分の年収は下がってしまうのではないかと不安に思っている人は多いんじゃないかなと思います。そもそも私たちの年収って上がるものなんでしょうか……?

横山: 正直なところ、厳しいことは厳しいと思います。数字で見ると、女性の平均収入は30代で一回落ちるというデータがあるんですよ。それは結婚することや、子供ができて時短勤務になることの影響が大きいのだと思います。現状、平均年収のデータをみると、女性は残念ながら30代を過ぎると下がっていく傾向にあるので、確かに懸念することも想像できるし、心配だろうなとは思います。

くすい: 一度、30代で平均年収が下がるのは仕方がないとして、そこから浮上するのはいつなんですか?

横山: 浮上しないですね。データだけで見ると。

くすい: がーん。それはちょっと辛いですね……。