この記事は中村悦子氏・久保田兼右氏の著書『人もお金も自然と集まるファンクラブビジネスの始め方』(すばる舎)の内容を抜粋したものになります。

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スターは運営しない、周りと仲良くしすぎないーー「ファンクラブビジネス」人選選びの4つのポイント
3週間で自分を変える「セルフブランディング」のポイントは?

※以下、書籍より抜粋

タイプによって、成功する仕方は違う

うさぎタイプとカメタイプの成功プロセス

うさぎタイプとカメタイプの「2つのタイプ」ごとにどのようにゴールにリーチするかを考えていきましょう。

2つのタイプ、つまりうさぎタイプとカメタイプによる成功への道程の違いです。

「うさぎタイプとカメタイプ」はファンを見極めるだけでなく、スターをつくる時にも使える考え方です。

ダイエットに見るうさぎタイプとカメタイプ

とてもわかりやすいのが、卑近な例で恐縮ですが「ダイエット」です。

プロローグでも書かせていただきましたが、私は離婚カウンセラーの岡野あつこさんに「痩せて」と言われダイエットに挑戦しました。

プロ意識から、美意識の高い岡野あつこさん。彼女に同行する人物として、ふさわしい姿の人物が必要だったのだと思います。

岡野さんに比べたら私の美意識なんて、ゼロに近いものでしたが、大切なビジネスパーソンの進言ですから聞かないわけにはいきません。

私は、コツコツ頑張るのが得意です(ということにしています)。でも最初から、そうだったわけではありません。

私は「新しいことが大好きなうさぎ」タイプです。

新しいことや情報が大好きです。知らないことは即座に調べて知ろうとしますし、研究します。すぐに新しいことは試してみたくなります。

「これいいよ」と言われたことは、即試してみますし、行動します。でも、飽きやすいのが欠点です。

しかし、事業で成功している方たちを見て「努力し続ける力」があることが共通点であることがわかりました。

そういった人たちを見て、何かを成功させたいなら地味でもコツコツ頑張るようになりました。

ただもともと「うさぎタイプ」ですから意識しないと、すぐに「新しいもの好きのウサギ」に戻ってしまいます。

ですから、自分を律せる仕掛けをつくりました。

その仕掛けのひとつは、フェイスブックです。個人ウォールで、ウォーキングの回数をカウントするようにしたのです。

「頑張っているぞアピールなんじゃない」とからかわれることもあるのですが、自分としては、頑張れない自分が頑張れる仕掛けがカウンティングでした。

3年間ウォーキングを続け、食べ過ぎないように気を付けたら、15キロ痩せることができました。

弊社のある男性スタッフは、典型的なカメタイプです。

彼は私がダイエットを始めたのを見て、彼なりにダイエットを始めました。

それは、「毎日大体同じ時間に体重を量る」レコーディングダイエットでした。外食が続けば、当然体重が増えるわけですが、自宅で食事をするときなどに、調整するそうです。

若く代謝も良いため、あっという間に20キロ以上痩せてしまいました。

私もレコーディングダイエットを試したのですが、うさぎタイプの私には、この方法は、向いていませんでした。体重計に乗って、体重が増えていると、やる気が思い切り失せます。「あぁ、もう、だめ」と、ダイエットを辞めたくなるのです。

カメタイプが毎日増減するグラフを見て喜んでいるのに対し、うさぎの私は、「毎日増減があるといっても、100グラムから400グラムくらいでしょ? 蛇のにょろにょろのグラフなんてつまらない」と思うのです。

うさぎタイプの私には、「痩せたら、この洋服を買える」などのご褒美系が向いているようです。

ダイエットに成功した時には、岡野あつこさんに「ほら、とっても素敵になったじゃない」と褒めていただいてとても嬉しく、その言葉もご褒美になりました。

と、私自分のことではありましたが、とてもわかりやすい例ですので書かせていただきました。

ご自身が、またはスターにしたい人やもの、ことがうさぎタイプなのかカメタイプなのかを見極め、成功過程が違うことを認識してください。

タイプを見極めておけば、世の中にたくさんある「成功法則」通りにしているはずなのに、自分はちっとも成功できない、などと余計なことに悩まなくてすむものです。

「成功の仕方」もこんなに違う!

【うさぎタイプ】

  • 新しいことやものが大好き
  • 勧められたことはすぐ試したい=成功するための飽きない仕組みづくりとご褒美を用意 【カメタイプ】
  • じっくりコツコツ慎重派
  • 努力をし続けることが得意=少しの変化に気づける仕組みづくりと遠くても目標をしっかりたてる
(画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)

中村悦子(なかむら・えつこ)
ファンクラブコンサルタント。株式会ROSES代表取締役社長。宝塚歌劇団に所属していた娘のファンクラブを6年間運営。娘の引退後、ファンクラブ運営経験を活かし50歳で起業。以来、ファンクラブビジネスの第一人者として活躍。コンサルティング活動のほか、講演、テレビ、ラジオ出演等の活動も行う。

久保田兼右(くぼた・けんゆう)
ファンクラブコンサルタント。株式会社ROSES取締役副社長。大学卒業後、ウィルソン・ラーニングワールドワイド株式会社、ソフトブレーン株式会社を経て、株式会社ROSES入社。コンサルティング業務等を行い、中村とともにファンクラブをコンセプトとした事業(ファンクラブビジネス)を立ち上げる。

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