キャリア
2020/06/28

「就職すれば人生が安定する」と信じている学生に、26歳のフリーランスが伝えたいこと

こんにちは。フリーランス国際協力師の原です。僕の講演を聞きに来てくれる人には学生の方が多いのですが、こういった質問、いや人生相談? を頻繁に受けます。

「原さんのような起業、もしくはフリーランスといった働き方に興味があるのですが、安定した人生を送りたいと考えてしまう自分もいます。そのため、まずは就職しようと考えているのですが、いかがでしょうか?」

この質問者の中ではきっと、自分でビジネスを興したり、個人で働いたりするような生き方は「不安定」であり、会社に就職し、サラリーマンとして仕事をする生き方は「安定」していると考えているようです。

しかし、果たして本当にそうなのでしょうか?

社会変化のスピードが急速になる現代、本当の意味での「安定」「不安定」とは何か、考えたいと思います。

社会変化のスピードが急速になる現代、本当の意味での「安定」「不安定」とは何か、考えたいと思います。

 

去年の今頃、コロナ騒動を予期できた人はいたか?


今、新型コロナウイルスの世界的流行によって、社会は大混乱に陥っています。外出自粛を迫られ、リモートワークに切り替える企業も増えていますし、「これからリーマンショック並みの失業の嵐がやってくる」とも囁かれていますね。

フリーランス国際協力師として働く僕も、国境閉鎖などの影響でアフリカに渡航することができなくなったほか、日本ではオフラインでの講演活動ができないため、収入も減少してしまいました。

「コロナ鬱」という言葉が誕生するくらい、最近は「コロナがあるのがあたりまえ」と考えている人も多いです。

しかし、一度冷静になって考えてみましょう。コロナによる社会的混乱が起き始めたのは、ほんの数か月前からのことですよね。日本の話をすれば、緊急事態宣言が出されてから、まだ一か月ちょっとしか経っていません。

去年の今頃、こんな未来が来ることを予期できた人はいたでしょうか?

数百年前の感染症のパンデミックに比べれば、今回のコロナは「あっという間」に世界中に広がりました。日本と海外を往復しながら働く僕も、国際社会がこんな課題に直面する未来が来るなんて予想できませんでした。

一年前、いや半年前、いやいや三か月前でさえ考えていませんでしたね。

グローバル化やテクノロジーの進化に伴い、現代における社会変化のスピードは急激に速くなっています。そもそもこのような時代では、もはや起業をするのも、会社に勤めるのも、「安定」など存在しないのです。
 

他人に自分の人生を委ねるな

「会社に就職すれば人生が安定する」と考えている学生は、甘すぎです。自分自身の人生なのだから、もっと真剣に向き合いましょう。

なぜ自分の大事な人生を他人に委ねてしまうのか、僕には理解できません。

(そもそもこの時代に安定など存在しないという前提はあるものの)自分の人生を安定させられるかどうかは、就職した会社の中で自分がどのような立場に就き、どのような働き方をするかに左右されるはずです。

終身雇用や年功序列といった旧来型の日本式労働文化は、破綻し始めていると言われています。実際、つい10年くらい前までは大学生の就職先ランキングで上位に入り(そして、恐らく今でも)、就職すれば人生安泰とすら考えられていたメガバンクも、一斉にリストラを始めていますよね。

例えば、みずほフィナンシャルグループは19,000人の人員削減、三井住友フィナンシャルグループは5,000人弱相当の業務量削減を発表しています。こういったものの背景には、事務経理の作業を自動化させるテクノロジーの進化が関係しています。

変化の激しいこの時代に、自分の人生を会社に委ねてしまう行為は、あまりにもリスクが高いと思うのです。

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