20代で圧倒的に成長したい!と考えている人はいませんか?自分を成長させるためには「戦えるフィールドに身を置く」「とにかく勉強する」「デキる人を真似する」などたくさんの方法があるかと思います。しかし一番大切なのは人生のビジョンが明確に定まっているかどうかです。そこで今回は20代が成長するためのビジョンの作り方を解説します。

20代の時間をどう過ごすかでその後の人生が変わる

20代は頭がやわらかく、吸収力があり体力的にもさまざまなことに挑戦できる年代です。そのため20代の過ごし方によってその後の人生は大きく違ってくるといわれています。

30代になって後悔しても20代のときの時間は戻ってきません。20代の時間の大切さに気づいている人にとって「20代のうちに圧倒的に成長したい!」と考えるのは当然のことだといえます。

では圧倒的に成長したいと考えるならどんな行動をしていけばいいのでしょうか?例えば以下のようなことが考えられます。

  • 成長できる環境が整った企業に就職する
  • 資格取得などの勉強をがんばる
  • 目標や視点の高い人と付き合う これらはどれも間違いではありません。どの方法をとっても大きくやり方を間違えない限りそれなりに成長できるでしょう。しかし「圧倒的に成長できるか」というと難しくなってしまうでしょう。

    20代が圧倒的に成長するため、まず考えなければならないのは明確な「ビジョン」です。

    企業が持つビジョンとは?成長企業にはビジョンがある

    ビジョンとは、将来のある時点までに「こうなっていたい」という到達点のイメージです。成長する企業には明確なビジョンがあり、なおかつそれが社員に共有されているという共通点があります。

    企業は、それぞれに会社の経営理念を持っているのが一般的です。経営理念は「使命」や「ミッション」という言葉で表されることもあります。

    例えば楽天株式会社の場合、「イノベーションを通じて人々と社会をエンパワーメントすること」がミッションです。株式会社ココカラファインは「人々のココロとカラダの健康を追求し、地域社会に貢献すること」を経営理念としています。

    その経営理念を実現するために企業活動を行うわけです。企業活動を通じて「実現したいこと」のイメージがビジョンです。ビジョンがあると目標地点が明確に定まるため、迷わずそこに向かって進んでいけます。

    努力の方向性がわかっているとエネルギーや時間をロスしてしまうことがありません。だからこそ成長企業はビジョンを明確にし、社員に共有するのです。

    20代が圧倒的に成長するためにビジョンが重要な理由

    成長企業のビジョンは企業に限ったことではなく成長したい個人にも当てはまります。しかし言葉にするだけでは目標は力を発揮しきれません。

    ビジョンという形で具体的なイメージとして抱くことが大切なのです。例えば自分の能力を活かせる会社と思って選んだ職業・業種なのに働き始めてから方向性を見失ってしまうこともあるかもしれません。

    また資格取得の勉強を始めたもののどうにも成果が出せず、働きながらだから仕方ないと自分に言い訳してしまうことも……こういったケースが起こってしまう理由は、行動していてもそこにビジョンがないからです。