港区生まれ港区育ち、現在トータルビューティーサロンを経営するバブリサさんが教える、港区女子流・処世術の第二弾!ビジネス編をお届けます。水商売で売れっ子だった経験から「人の心を掴むテクニック」「チャンスを引き寄せる方法」など、すべてのビジネスに通ずる裏技を伝授してもらいます。(第一弾:【恋愛テク編】元祖・港区女子から学ぶ得する処世術!
 

大金リサ/サロンオーナー・インストラクター・エステティシャン

女子美術大学メディアアート表現領域学科を卒業後、米ニューヨークの美容専門学校「Christine Valmy NEW YORK」に入学。卒業後、ニューヨークのエステサロンでエステティシャンとして働いた後、 日本に帰国。トータルビューティーサロン「LIIL(エル)」をオープン。Miss oriental tourism 2017 日本代表。

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「2回の御礼」で一歩抜きに出る

お礼メールやレスポンスは早くしないとダメ。そう教わって、実践してきた方が多いと思います。

確かにその通りなので、私も初めてお会いした方には、必ずその日のうちに1回LINEやメールをします。でもそこで完結してしまったら、いつまで経っても“あの中にいた誰か”のままです。

夜遅くに解散したあとに送っても、みなさんちゃんと読まないんですよ。お酒で酔ってたりもするし、見たとしてもあんまり内容が入ってこない。なので、その日は「今日は初めてお会いできて嬉しかったです」くらいの軽めのお礼を送って、私もスマホをとじます。

ポイントは、その次の日の昼です。翌日の頭が働いている時間帯に「改めまして」って送るんですよ。昼なら絶対読みますし、それだけで律儀な子だと思ってもらえます。

これはビジネスシーンに限らず効果的だと思います。「サブリミナル効果」っていうか、連絡を数回することで自分の存在を刷り込むことができる。ビジネスでも恋愛ではまずは、“あの中にいた誰か”から一歩抜け出さなければなりません。なので、出会って3日間くらいは何としてでも連絡取るようにはしてますね。

(※サブリミナル効果:意識していない潜在意識の部分や、意識と潜在意識の境界領域に刺激を与えることで表れるとされる効果)

「おもしろさ」より「リスペクト」が人の心を動かす

どんなに会話が上手で、楽しい話題を提供していても、心の中で相手のことを小馬鹿にしていたら絶対にばれます。レベルの高い相手にはなおさらです。

だから基本的には、上も下も同世代に対してもリスペクトの気持ちを持つこと。中でも、目上の方に関してはリスペクトして、立てることを強く意識しています。だって、彼らは私たちよりも長く生きているんだから。

特に男性の場合は、今までの経験を聞きたいとかっていうのに弱いんですよ。「え?俺の経験知りたいの?」って。やっぱり、武勇伝言いたい方って多いですからね。そのときも「つまらない」って思うんじゃなくて、本気で「勉強になる」って思うことが大事。

これは相手が女性でも言えることです。「私にはないものをお持ちですよね」っていうことから始めて喋ると、結構なんでも教えてくださいます。

リスペクトして話に耳を傾けていると「俺に興味あるの?」「私に興味あるのね?」ってなってくる。そうすると、他には言わないような情報もどんどん教えてくれるし、特別な存在になれます。興味持たれて悪い気がする人っていないですから。

同世代に関しては、共感が鍵。アイデアとか発見とかをシェアするのがいいと思うんですよ。「この子と話してるとクリエイティビティ上がるな」っていう話をする。

もしそれが出来ない立ち回りであれば、相手の良いところを見つけられる人になりましょう。そしてちゃんと言葉にして伝えること。「こういうことに気づけるってすごいね!」って褒めれば、良い関係が築けます。アイデアをシェアするか、相手の良いところを引き出してあげるか、誰だって絶対どちらかはできると思います。

年下に対しては、いろいろと教えてあげるのが良いと思うんですが、嫌味にならないようにっていうのがすごく大切。「君、大変だよ起業なんて」だと鬱陶しいので、「へぇそういうことに興味あるんだね!」ってその子がポジティブな気持ちになるように教えてあげる。

それに、年下と話すことでニュージェネレーションの情報がもらえることもあります。ありがたいことですよね。それを忘れて「教えてやってんのよ」ってなったらダメです。根底には、やはりリスペクトの気持ちを持つことが大切ですね。