マイナス金利政策の影響もあって、住宅ローン金利は低いままの状態が続いている。借り換えのタイミングをはかっている人は多いようだ。

各々のライフステージや事情に応じても、住宅ローンの借り換えはメリットがある場合がある。ボーナス返済が家計を圧迫している場合の借り換え、あるいは返済期間を延長できる借り換え、貯金ができた際に自由に返済できる事務手数料が必要ない借り換えなど、自分のライフプランで必要なになる借り換えタイミングもある。

当初優遇金利で住宅ローンを借りている

「優遇金利」という言葉を耳にするが、当初優遇金利か通期優遇金利かで条件は違う。10年前くらいに住宅ローンを借りた人は、当初期間優遇金利で借りている人が結構いるようだが、気を付けなければいけない。

たとえば、最初の10年間は優遇金利が1.5%だったものの、10年後に優遇金利が0.5%になってしまうような場合だ。初めは安い金利だったのに、知らないうちに高い金利になっているかもしれない。優遇金利を受けているうちに借り換えを見直す必要がある。

変動金利で借りていて金利上昇の気配がある

1990年代後半から住宅ローンの金利はどんどん下がり、ここ20年ほどはほとんど上昇していない。だからと言ってこのままの低金利の状態が未来永劫続くとは限らない。近いうちにローン金利が上昇すると指摘するメディアもある。

現在、自分が借りている住宅ローンが変動金利で、今後金利が上昇してしまいそうで不安と考えるのであれば、固定金利タイプへの借り換え時かもしれない。ただ同時点では固定金利は変動金利より高くなるので、ほとんどの場合で返済総額は上がってしまう可能性はある。