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2018/03/04

パリジェンヌに学ぶ!フランスのバーゲン「solde」必勝法7選

(写真=Motortion Films/Shutterstock.com)
(写真=Motortion Films/Shutterstock.com)
フランスには日本のような正月休みは存在せず、元旦は祝日ですが、働くパリジェンヌたちは1月2日から普通に仕事をします。そしてその頃から、職場や友人同士の間で、冬のバーゲンの話題が盛り上がり、情報交換が始まります。

倹約上手なパリジェンヌたちは、いいものをなるべく安くゲットするためにバーゲン(solde、ソルド)を上手に利用するのです。

今回は、日本とは少し勝手の違うフランスのバーゲン事情とパリジェンヌたちのバーゲン必勝法を紹介します。

法律で決められてる!? フランスのバーゲン事情

 
(写真=NeydtStock/Shutterstock.com)

バーゲン(ソルド)の開催時期


フランスのバーゲン(solde、読み方:ソルド)は年2回、冬と夏に行われます。法律で開始日や開催期間が決められ、冬は1月第2水曜日から、夏は6月の最終水曜日から一斉にスタート。2018年冬は1月10日~2月20日までの6週間行われることになっています。

ただし、ドイツやリュクセンブルク公国との国境にある地域に限っては、1週間早く始まります。そうしないと、みんな一足早くバーゲンが始まる隣国に買い物に行ってしまうからなのだそうです。

期間が違うと別の読み方に

“バーゲン(Solde)”という名称ですが、法律で定められている期間以外には使うことが禁じられています。それ以外の時期に安売りをする場合は、“Promotionプロモーション”、 “déstockagesデストカージュ(在庫放出)”、“liquidationリキダッション(在庫一掃)”などの名称を使うなど、各店とも工夫を凝らします。

フランスのバーゲンに「粗悪品」は並べられない

(写真=sylv1rob1/Shutterstock.com)

バーゲン(ソルド)の商品


また、バーゲンで販売できる商品は、その前日までに少なくとも1か月間、店頭に置いてあったものに限るという規定があります。つまりバーゲン期間中には、安売り用に作られた粗悪品や何シーズンも前の在庫品などを買わされる心配がないと言えます。

さらに各商品の元値と割引率を明記することも義務付けられ、バーゲン中に国の検査官が抜き打ち検査に回っているそうです。違反をすれば罰金を払わなければいけないのだとか。

初日はテレビで生中継


そして、バーゲン初日のみ8時にオープンすることが認められており、有名ブランドや百貨店の前には、朝早くから人が集まります。日本人のようにお行儀よく列を作って待っているのではなく、フランス人たちは入口前に何となく集まっているという具合です。

朝のテレビニュースでも、バーゲン初日には必ず、有名デパートや家電店の様子が生中継され、オープンとともに、入り口からなだれ込む人々の様子をカメラが映し出されるのが恒例になっています。

これを見ると、特にバーゲンに関心のないフランス人でも、バーゲンシーズンが始まったことを実感し、「仕事帰りに行ってみようか」という気持ちになるようです。

パリジェンヌたちのバーゲン必勝法


それでは、倹約上手なパリジェンヌたちのバーゲン必勝法を見て行きましょう。

 1.ワードローブをチェック

(写真=sylv1rob1/Shutterstock.com)

バーゲンシーズンが近づくと、雑誌やネットの情報サイト、ブログなどで、「バーゲン必勝の心得」的な記事を目にするようになります。

そこに必ずと言っていいほど書かれているのが、「バーゲン前に自分のワードローブをチェックする」というアドバイス。

2.いらない服を処分する

さらに、無駄買いを避けるために、ワードローブの中身をチェックしてバーゲンで買い足すべきアイテムをリストにして、これを機会に、いらない服を処分することを勧めています。

「スーパーに行く前に冷蔵庫の中身をチェックするのと同じ」、 「いらない服は捨てて、バーゲン戦利品を入れるためのスペースを作りましょう!」、「手持ちのアイテムを頭にインプットしておき、バーゲンでトップスを買う時には少なくとも二つ以上の手持ちのボトムと合わせられるものだけを買うこと」という具合に、なるほど!と思える文章が並んでいます。

3.予算を決める

(写真=Artemenko Daria/Shutterstock.com)

さらに「バーゲンで使う予算を決めておく」のも無駄買いを防ぐポイントだそう。

フランスの世論調査機関Ifop によると、今冬のバーゲンの予算は一世帯平均で197ユーロ(約2万7,000円、1ユーロ=135円で計算)とかなりシビア。ただ、これはあくまでも、バーゲン前の調査結果です。

 4.前日までに下見。試着も済ませておく

(写真=Vadim Zakharishchev/Shutterstock.com)
バーゲン前日までの1週間は、ブティックやデパートには、下見目的で訪れる客がたくさんいます。店員も心得ているので、さんざん試着して何も買わないお客がいてもさほど気にしません。

バーゲンの達人たちは、お店が空いている時期に、じっくり試着をし、気に入ったものは、置き場所をきちんと確認しておき、バーゲン初日に、速攻で購入するのです。たまに、この時期に、「バーゲンまでの取り置きは可能かしら?」と店員に尋ねる強者マダムを見かけることもありますが。

5.バーゲン初日に行く

(写真=jayk67/Shutterstock.com)

いいものをゲットしようと思ったら、品数の多いバーゲン初日に行くのがベストでしょう。初日は8時からオープンするので、出勤前にバーゲン会場に寄るパリジェンヌもいます。中にはオープン時にシャンペンをふるまう店もあり、いい買い物ができて、朝からシャンペンが味わえるとは、フランスのバーゲンならではの醍醐味でしょう。

ただ、初日はどの店も混みあい、試着室やレジの前に長蛇の列ができます。フランス人の知人で、「張り切って初日に行ったら、すごい人で店に入る気が失せたので、それ以来、有給休暇を取って、2日目の午前中から行くようにしているの。人が少ない上に、わりといいものが残っているのよね」と言う人も。バーゲン戦略は人それぞれなんですね。

また、フランスでもオンラインショッピングをする人も増えていますが、ネットショップ上でもバーゲンは朝8時から開始されます。8時になると同時に、お目当ての商品を買い物かごへ、というのもスマートな必勝法かもしれません。

 6.初日を逃したら、次の狙い目は2週目の初日

(写真=Icatnews/Shutterstock.com)

初日に買いそびれた、あるいはぴんと来るものが見つからなかったという場合は、2週目の初日を狙います。

2週目は多くの店にショーウィンドーにdeuxième démarque(ドゥージエム・デマルク)という張り紙が貼られ、人目を引きますが、これは、「値下げ第二弾」の意味で、1週目に30%オフだったものが、40%オフになったり、1週目の割引値段からさらに20%オフになったりとだいぶお得感が増します。

好きなブランドの店に初日と2週目の初日に必ず行く知人もいて、「バーゲン前に下見をして、本命商品を初日にゲット。2週目初日にもう一度行って、他のお目当ての商品が残っていたら、最初に立てた予算を目安に買う」と言っていました。
(写真=TY Lim/Shutterstock.com)

ちなみに、できるだけ避けたいのは、第1週目の週末。仕事で平日には行けない人は仕方ないですが、初日以上の混雑を覚悟する必要があります。一度、日本から来た友人に付き合って、第1週目の週末にデパートに行きましたが、地上階ではエスカレーターに乗るために行列ができていました。

試着室にたくさんの服を抱えて入り、30分以上出て来なかったマダムに対して、「あなただけの試着室じゃないのよ!」と赤の他人らしいマダムが怒鳴り、「私には試着室を使う権利があるわ!」と怒鳴り返されているのを目撃しました。私にとっては日常的な光景でしたが、日本から来た友人はびっくりしていましたね。

後半戦に入ると、値引き率がさらに上がり、70%オフもざらになって来ます。この時期には新作商品に押されて、バーゲンコーナーは小さくなっていることも。無駄買いを極力避けるパリジェンヌたちも、掘り出し物を見つける感覚で「この値段なら買っちゃおうかな」と購入するようです。

7.前日の夕方に行く

(写真=cdrin/Shutterstock.com)

これは、フランス人の知人から聞いた裏技ですが、初日の前日夕方に行き、割引価格で買うという方法も。店員が値札に割引価格を貼る作業をしていたりするので、ここぞとばかりに「この値段でいい?」と聞くのだとか。もちろん、どのお店でも通用するとは限りません。

かくいう私も、一度バーゲンの始まる数日前に靴屋で自分のサイズのパンプスを出してもらい、試しながら、「うーん、でも来週からバーゲンですよね」と言ったら、感じのいい店員が、「ちょっと待ってて」と、上司らしき人に相談に行き、にっこりしながら戻って来て、「30%オフでいいですよ」と言ってくれたので、即購入した経験があります。
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