愛車を高く売るための6つのコツ

皆さんの生活の足である車はどのくらいのペースで買い替えを考えていますか？最初の車検の3年ごとに買い替える方もいれば、壊れるまで乗り続けるという方までさまざまですが、今回は普段から車に乗っている方向けに、買い替え時になるべく高く売る6つのコツを伝授します。

1. 購入時、人気車種を選ぶ

実は買う時からその戦略は始まっているのです。

車種については中古車をネット検索してみると、その時々で人気があって高値で取引されている車の傾向が見えますので、これらを参考にして乗りたい形や大きさ、価格で選ぶとよいでしょう。

ちなみに、人気のカラーは白、黒、シルバー。万人受けする色なので売るときにも査定額がアップする可能性があります。

車は使用時に以下のことに少し気を使うだけで査定額に大きな差が出ます。

洗車は洗車機でも構いません。最近の洗車機はボディにキズが付きにくいので、気軽に利用しましょう。キレイに乗っていると、キズなども敏感になります。ちょっとしたキズでも放置せず、そのたびに補修したり修理に出したりしていると、大事に乗ろうと思います。これは良い循環なので、実践すれば効果絶大です！

中でも海沿いにお住まいの方は潮風で、雪国の方も融雪剤といわれる塩化カルシウムがまかれた雪道を走ったままにしておくと腐食が進みサビやすくなるので洗車機メニューにある「下回り洗い」をプラスしてキレイさを保ちましょう。

洗車と一緒に内部の掃除も習慣にしておくと、査定価格アップにつながります。

タバコの匂いは一度車内に付くとなかなか抜けません。タバコの匂いで査定価格もガクンと下がるので喫煙オーナーさんも吸うときは車外に出てから、と決めてしまいましょう。

12ヵ月点検や定期的なオイル交換などをやっておくと、査定額が良くなる場合があります。きちんと整備されている記録があると安心材料になるからです。

とにかくキレイに、そして大事に乗ること！これが査定額アップの大きなポイントです。

ディーラーなどで下取り査定してもらったらそこで決めず、買取業者にも査定してもらいましょう。買取業者の方が高い査定額を提示する可能性が多いからです。

ここで大事なのは、複数の業者に依頼すること。どこか1ヵ所に依頼すると、「今ここで決めれば上乗せしてこの値段！」と比較する間もなく即決を迫られることがあるので、前もってネットなどで一括見積もりを依頼する方が良いかもしれません。

ただし、ネット見積もりと実際の査定額が大幅に違うことも多々あります。差が大きく納得できない時にはその場で決めず、次にネット見積もり額の高い買取業者に査定を依頼して比較するようにしてくださいね。

自分の車、ということで自分仕様にカスタマイズしている方もいるかもしれません。その場合カスタマイズした車を専門的に扱う買取業者で査定してみましょう。一般の買取業者より、高く買い取る可能性があります。

車は生活の足であると同時に、資産にもなります。会社の社長がベンツなどに乗っていますが、これは見栄を張っているわけではなくベンツが高級ブランド車であり、数年乗っていても価値があまり下がらず会社でお金が必要になった時に高く売れる、という資産としての一面を持っているためです。

皆さんも普段から乗る車を今よりちょっとだけこまめにお手入れしてあげてはいかがですか？その「ちょっと」が車の価値をたもち、より高く売れることにつながりますよ。

文・矢澤　理惠（ファイナンシャル・プランナー）