大手から中小までさまざまな会社がある消費者金融。「自分に向いている会社はどこか分からない」という人は多いのではないでしょうか。金利や無利息期間、融資スピードなど確認したい項目はいくつかあります。そこで今回は消費者金融の金利に着目して大手と中小に分けてランキング化しました。金利以外にも無利息期間や融資スピードなども総合しておすすめの消費者金融業者を紹介します。
また大手と中小の違いや目的別におすすめできる会社もピックアップ。どの消費者金融を利用するか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
全国に支店や無人契約機、提携ATMがある大手消費者金融は、知名度も高く利用しやすいサービスが特徴です。また中小業者に比べて金利が安い傾向がある点も利用者にとってのメリットと言えます。
「消費者金融を利用するのが初めて」という場合は、まずは大手消費者金融の利用がおすすめ。以下は、2020年10月時点の金利で見た大手消費者金融ランキングです。
順位 | カードローン名 | 金利 | 借入 可能額 |
融資 スピード |
無利息 期間 |
バレずに 利用可能 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | アイフル ファースト プレミアム・ カードローン |
3.0~9.5% | 100万~ 800万円 |
即日 | 30日 | ○ WEB完結 |
2 | アコム カードローン |
3.0~18.0% | 1万~ 800万円 |
即日 | 30日 | 〇 無人機で カード発行可能 |
3 | SMBCモビット モビット カードローン |
3.0~18.0% | 1万~ 800万円 |
即日 | なし | 〇 WEB完結なら 郵送物なし |
4 | プロミス カードローン |
4.5~17.8% | 1万~ 500万円 |
即日 | 30日 | 〇 WEB完結なら カードレス |
5 | レイクALSA | 4.5~18.0% | 1万~ 500万円 |
即日 | 60日 または 180日 |
〇 カードレス |
同じような金利で並んでいる場合は、無利息期間や融資スピードも考慮して順位を決めました。それぞれの大手消費者金融の特徴について順番に説明します。
アイフルは「ファーストプレミアム・カードローン」が3.0~9.5%とダントツの低金利。第1位に選出しました。
このローンは、初めてアイフルを利用する満23~59歳を対象としたWEB限定の商品です。この条件に当てはまらない場合は、通常のキャッシングローン(年利3.0~18.0%)を利用することになります。
どちらのローンも無利息期間は30日間で1ヵ月以内の超短期借り入れを利用したい場合にも使いやすいサービスです。また融資を急いでいる人のためにWebで申し込んだ後、指定のフリーダイヤルに連絡することで審査をすぐに始めるよう依頼することができます。審査は最短30分で完了し最短即日という融資スピードを実現できる仕組みです。
アイフルは、利用限度額10万円と低めに設定した女性用のカードローン『SuLaLi』や事業性資金として使えるビジネスローンも用意しています。女性や自営業の人で審査が不安な場合はこれらのカードローンの利用も検討すると良いでしょう。
アコムのカードローンは、アイフルと同じく年利3.0~18.0%と低金利かつ無利息期間も30日間あるので使い勝手の良い商品です。
全国各地にある自動契約機(むじんくん)からの契約では、その場で審査からカード発行まで進めることもできます。またアコムには個人事業主向けに総量規制枠以上の金額の借り入れも可能なビジネスローンも用意されている点が大きな特徴です。
金利は借入額が100万円までの場合は年利12.0~18.0%、100万~300万円の場合は年利12.0~15.0%となります。事業活動を行っていると一時的に資金が大きく必要になることもあるため、総量規制の枠以上に借り入れができる点は、個人事業主にとって大きな魅力です。
SMBCモビットは、WEB完結の申し込みの際カードレスを選択すれば振込キャッシングで電話連絡や郵送物がないため、誰にも知られずに利用しやすい大手消費者金融です。
金利は、年利3.0~18.0%で多額の借り入れをする際にお得な金利となります。モビットカードを発行する場合は、三井住友銀行のATMコーナーに設置されている無人契約機を利用することで即日カードを受け取ることも可能。
ご紹介する大手の中では唯一無利息期間が設けられていないため、3位としました。
第4位にランクインしたプロミスは、金利の上限が17.8%と他社より低い点が大きな特徴です。
メールアドレスの登録とWeb明細利用を選択することで、30日間無利息の特典が付きます。またプロミスの無利息期間は、契約後からではなく初回利用日の翌日からカウントが始まるため、カードを作って借り入れを急ぐ必要がない点が魅力的です。
レイクALSAは、金利面で他社に比べて若干高めの設定のため5位としました。
レイクALSAの特徴は、無利息期間の長さです。初めてレイクALSAを利用する人でWEB申込限定の場合、1万~200万円までの借り入れに対して60日間の無利息期間があります。また初回利用で5万円までの借り入れなら180日間もの無利息期間が設けられています。
60日間と180日間の併用はできませんが短期的に借り入れをしたい場合は便利です。
大手消費者金融よりも中小業者は審査が柔軟な傾向なため、審査に不安な人でも申し込みやすい点が魅力です。
ただし審査が柔軟な分貸し倒れリスクも上がるため、金利は大手に比べて高めに設定されているので注意しましょう。以下は、中小業者を金利に着目してランキング化した一覧表です。
順位 | カードローン名 | 金利 | 借入 可能額 |
融資 スピード |
無利息 期間 |
バレずに 利用可能 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | セントラル | 4.8~18.0% | 1万~ 300万円 |
即日 | 30日間 | 公式サイトに 記載なし |
2 | ダイレクトワン | 4.9~18.0% | 1万~ 300万円 |
即日 | なし | 公式サイトに 記載なし |
3 | フクホー | 7.3~20.0% | 5万~ 200万円 |
即日 | なし | 公式サイトに 記載なし |
4 | フタバ | 14.959~ 17.950% |
1万~ 50万円 |
即日 | なし | 公式サイトに 記載なし |
5 | ライフティ | 8.0~20.0% | 1,000円~ 500万円 |
即日 | なし | × 電話連絡や 郵送物あり |
上位の2社は、金利やその他のサービス面でも大手消費者金融と同水準で利用しやすいためおすすめです。一覧表に記載した中小業者の特徴について以降で簡単に説明します。
セントラルは、金利が年4.8~18.0%と大手と比べてもそん色のない低金利が魅力の中小業者です。金利の低さが魅力で1位に選出しました。
今回紹介する中小業者の中では唯一無利息期間30日が用意されているため、大手消費者金融と同水準のサービスが受けられます。またセブン銀行のATMを利用できるため、全国どこからでも利用しやすい中小業者です。
ダイレクトワンは、スルガ銀行の子会社です。中小業者の中では4.9~18.0%とセントラルに次ぐ低金利のカードローンを提供しているため、2位に選びました。
ローン商品のラインナップが豊富な点も特徴的で女性専用のカードローンや個人事業者向けのカードローン、ペットオーナーズなど目的別ローンもあります。
大阪の中小消費者金融ですがインターネットや電話で融資を申し込むことが可能で最短即日で融資を受けることも可能です。
最寄りにあるセブンイレブンのマルチコピー機から契約書類を受け取れる点が大きな特徴でレディースキャッシングや借り換えローンもラインナップしています。
利用限度額は上限50万円までと比較的小口の利用者向き中小業者です。インターネットから24時間いつでも申し込みができる点や最短即日融資もできる点から4位に選びました。
1,000円から借り入れができる中小業者です。金利の上限が20%と高いため5位としました。通常のカードローン以外におまとめローンも用意しています。
ここまで紹介した消費者金融業者の中から、利用シーン別におすすめの消費者金融を紹介します。金利だけでは選べないという方は自分に合った利用シーンから借り先を選んでみましょう。
今すぐ借りたい人におすすめの消費者金融は、急ぎで借りる方法が明示されており、初めて利用する場合に超低金利で借り入れができる「アイフル」です。Webで申し込んだ後、専用の電話番号に連絡して審査の手続きを進めるよう頼むとすぐに審査を進めてもらえます。
収入が少なく審査が不安な場合は、利用可能枠の上限が50万円と少額利用向けの「フタバ」を利用してみましょう。
レイクALSAは、初めて借り入れをする人向けに選べる無利息期間を用意しています。200万円までなら60日間、5万円までなら180日間の無利息期間が利用可能です。
SMBCモビットはWEB完結で申し込み、カードレスを選択することで自宅への連絡や郵送物をなくすことができます。家族や職場に借金があることを知られたくない場合は、SMBCモビットの利用がおすすめです。
少額借入の場合、上限金利を採用されるケースが多いため、金利の上限が可能な限り低い会社を選ぶことが重要です。プロミスは金利の上限が17.8%と他に比べて低くおすすめします。
少額で気軽に利用できる女性専用ローンならアイフルの『SuLaLi』がおすすめです。利用限度額は最大10万円ですが「借り過ぎを防ぎ家計の助けに少し借りる」という使い方ができます。
ランキング形式でおすすめの消費者金融を紹介してきました。実際に消費者金融を利用する場合はいくつかの注意点がありますので解説します。
あまりにも「審査が甘い」とアピールしている業者は注意しましょう。なぜなら貸金業の登録をせずに貸金業を営む違法業者(ヤミ金・ソフト闇金)の可能性があるからです。
悪徳業者の融資を一度受けてしまうと法外な金利で借金が雪だるま式に膨らみ執拗な取り立てに悩まされたり個人情報を悪用されたりする可能性があります。
安全な消費者金融かどうかを見極めるポイントは、公式サイトに貸金業の登録番号が記載されており、実際にその番号が正しいことを金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で確認することです。少しでも怪しいと感じた場合は、インターネットで口コミを探したり消費者生活センターに相談したりするなどの方法で疑問を解消するようにしましょう。
返済の途中に延滞を繰り返すと「追加融資ができなくなる」「一括返済を求められる」といった可能性が高まります。万が一返済が遅れそうになった場合は、返済日前に会社側に連絡をして今後の返済方法について相談しましょう。
借入後の毎月返済を近くのATMを使って返済している場合「つい返済を忘れて延滞になってしまった」というケースもあります。そのようなミスをなくすために毎月の約定返済日には口座自動引き落としを利用して返済忘れを防止しましょう。
口座自動引き落としにする場合は、銀行の残高不足にならないようできるだけ約定支払日を給料日の直後に持ってくると安心です。
消費者金融ランキングを大手と中小業者に分けて紹介しました。低金利で選ぶのはもちろんですが無利息期間の有無や融資スピードなどの要素も考えてカードローンを選びましょう。また消費者金融の中でも、ローン商品にバリエーションがある会社もあります。女性や個人事業主は自分によりマッチしたローン商品を選んでみてはいかがでしょうか。